永井、再爆発だ！　きょうグラ残留への大一番

　１５位の名古屋グランパスは２２日、ホームの豊田スタジアムで１３位の磐田とＪ１残留の行方を左右する大一番を迎える。２１日は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで最終調整。前節福岡戦でプロ初のハットトリックを達成したＦＷ永井謙佑（２７）は２００９年のユニバーシアードで連続ハットトリックを記録しているだけに、再現を期待される。永井は「そんなに甘い世界じゃないでしょ」と言いつつ、勝利に導く再爆発を誓った。

　鮮烈なプロ初の３得点でチームを降格圏から脱出させたエースが、再び牙をむく。この日の仕上げのシュート練習ではやや硬さが見られたものの、「前節プロで初めてハットトリックができて、気持ち良く今週もトレーニングできた」と好調を自覚している永井。「継続してできるように、残り３試合がんばりたい」と、３週間の中断を経て臨む磐田戦でも再爆発を誓った。

　プロでは初だったが、学生時代には大舞台で２試合連続ハットトリックの離れ業を記録している。それが０９年ユニバーシアード・ベオグラード大会。グループリーグで優勝候補のブラジル、そして続くタイ戦で達成した。それだけに今回も期待がかかるが、「いや、そんなに甘い世界じゃないでしょ」と本人はいたって地に足を付けたコメント。Ｊリーグでは中山雅史の４試合連続ハットトリックという伝説もあるが、「それはギネスの領域ですから」と笑った。