トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ

ここから本文

【ドラゴンズ】

携帯電話・スマホでもドラゴンズ情報

 中日からドラフト1位指名された明大・柳裕也投手(22)が、プロ入り前に最高の置き土産を残す。22日の東京六大学秋季リーグ・立大戦(神宮)に先発する。同カードで勝ち点を獲得して2季連続39度目の優勝に導き、さらに11月の明治神宮大会での日本一を主将としての最後の仕事に掲げた。持ち前のキャプテンシーで自らに勲章を加え、竜の一員となる。 秋空を映したような澄んだ表情に、使命感が宿る。笑顔に包まれた運命の日から一夜。東京都府中市の明大野球部グラウンドで、柳はすでに戦う主将の姿に戻っていた。翌22日からは、立大との秋季リーグ最終カード。「まずは明日勝つこと。勝ちにこだわりたい」と語気を強める。 勝ち点を奪えば優勝と単純明快。1回戦の先発マウンドを担い、先勝して流れを呼び込む。この日はブルペンで24球を投げて最終調整。たとえ1勝1敗ともつれても、3回戦の先発へ。リーグ戦の集大成に向け「結果はもちろん、明治の伝統というのも残していけたら」と労を惜しまない。 今季は6試合に登板し4勝負けなし、防御率1・79と揺るがぬ安定感。一戦必勝で、さらにその先も見据える。「大学野球をやり切って、まだ経験していない日本一を取って終わりたい」。6月の全日本大学選手権でも初戦敗退。今度こそ明治神宮大会の切符をつかみ、昇り竜のように頂点に駆け上がってみせる。 前夜は善波達也監督と食事へ。焼き肉をほおばりながら、携帯を見ると約300件の祝福メッセージが届いていた。知人への連絡にも追われ、就寝は午前1時すぎ。怒濤(どとう)の1日だったが、すぐに切り替えた。ドラフト指名された他の3選手と話し合い、部員たちより30分早く起床。「最後までしっかりした姿を見せたい」と揺るがない。(10月22日)

 

PR情報

  • 中日ドラゴンズ球団公式サイト
  • ナゴヤドーム公式サイト
閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ