小堀龍之
2016年10月21日14時28分
山本公一環境相は21日の閣議後会見で、二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電所について「個人的には容認しがたい」と述べた。
環境相は石炭火力発電の新増設の環境影響評価(アセス)で経済産業相に意見を述べる立場。環境省は今年2月、電力業界の自主対策を条件に、それまで異議を唱えてきた石炭火力発電の新増設を容認する立場に転じている。山本環境相は8月に着任した。
山本環境相は会見で、個人的な考えと断ったうえで発言。将来は温暖化対策として再生可能エネルギーを含めたエネルギー源の開発に期待するとし、「つなぎのエネルギーは原子力と思う。石炭火力はつなぎでも何でもない。石炭は先祖返りのような話」と語った。
環境省によると、石炭火力のアセス手続きで大臣が意見を述べるのは来年以降になる見込み。石炭火力発電は最新型でもCO2排出量が天然ガス火力発電の約2倍と多い。国内では新設計画が相次ぎ、すべて建設されると2030年のCO2削減目標を約7千万トン超えるおそれがあるという。(小堀龍之)
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