歴史上の偉人に加え、加藤が「本当に救われました」と感謝するのはフジ系「ホンマでっか!?TV」(水曜後9・0)で共演する明石家さんまの言葉だった。
同番組の司会を担当してから2年目の2010年、加藤は「『アナウンサーはこうあるべき』という枠に自分をはめようとして悩んでいた」と告白。当時は入社3年目で、フジを背負う“エースアナ”としてのプレッシャーも大きかった。
「そんなことをさんまさんに相談したら『何やお前、かっこつけやがって』と言われて。その言葉で自分を出していいんだと思い、気持ちが軽くなった」と振り返った。
同著の出版はフリーに転身した5月に小学館からオファーを受けて実現。「私、よく周囲から『いつも笑っているね』と言われていて、自分でも『何でだろう』と考え出したところがこの本の出発点」と説明した。
次回作については「今回は自分の過去とかなり向かい合ったので。もう出し尽くした感はありますね」と屈託のない“カトパンスマイル”で達成感をアピールした。