2016.10.21 22:31

野村氏、大谷の165キロに疑問「カスらないはずなんだよ」

野村氏、大谷の165キロに疑問「カスらないはずなんだよ」

野村克也氏

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 NHKの「スポーツ酒場語り亭」(後9.0)に21日、サンケイスポーツ専属評論家の野村克也氏(81)が出演し、日本シリーズの勝敗のカギに「スコアラー」を挙げた。

 野村氏は「キャッチャー出身ですから情報が欲しいんですよ。だいたい大事な試合では、1日3試合やる。(試合前の)想像野球、実戦野球、(試合後の)反省野球、これを繰り返す。想像野球の段階でスコアラーから情報が欲しい」と、自身の経験を元にスコアラーの重要性を語った。

 その上で、自身がヤクルトの監督を務めていた1995年のオリックスとの日本シリーズについて、「イチローに打たれるわけにはいかんじゃない。イチローに好きなようにやられたら負けるんだから。イチロー封じは大きなテーマだったんですよ」と当時を振り返り、スコアラーにイチロー封じの情報分析を頼んだという。ところが「スコアラーから帰ってきた答えは、『わかりません』って」と笑いを誘った。

 話題は日本ハム・大谷翔平投手になると、共演した里崎智也氏(40)に「速いやっぱり?」と質問。里崎氏は「1打席だけ立ちました。スライダーが体に当たってデッドボールだったんで、体感せずに終わってしまった」と返答した。すかさず野村氏は「常識的に考えたら165キロって出てるじゃん。(バットに)カスらないはずなんだよ。ところがカスって前に飛んでるじゃない。昔、阪急に山口高志ってすごいのがいたんだよ、カスりやしないんだよ」と札幌ドームの球速表示に対し、疑問を口にした。

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