［ボート］福岡ダービー カウントダウン特集【ＤＲ戦展望】

　誉れ高きＳＧのドリーム戦。今年、新たに歴史が加わった。平山智加がダービー選考期間で１位となり女子選手で初のドリーム１号艇の座を射止めた。成績も至って順調そのものだ。今年はすでに５回の優勝、記念戦線でも四国地区選で予選上位突破を果たしている。いまだ誰もなしえていない女子初の快挙に向けまずはインで好発進を切りたい。

　石野貴之は３月の戸田周年優勝戦でＦを切りＧＩ不参加の現状だがオーシャンＣ連覇、メモリアル準Ｖで一気に獲得賞金の上乗せに成功。いまやボート界最強の呼び声も高い圧倒的なパフォーマンスは必見だ。一時期の低迷期を脱出し見事復活を遂げた笠原亮も注目の存在。昨年、１０年ぶりのＳＧ戴冠を決めると、１６年前期の勝率は自己最高の８・００をマーク。勢いという点では見逃せない。井口佳典は今年ＧＩ２勝。スリット強烈に攻め年末へさらにエンジンをかけるが、１１年のダービー王・池田浩二も賞金加算に余念がない。

　そして地元開催で燃えるのが篠崎元志。福岡は昨年の６２周年を含めもっか５連続優出中。すべてに熟知する水面で初日から気合の走りを見せる。