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【芸能・社会】

草なぎ 天才詐欺師役でリスタート SMAP解散後の最初は連ドラ

2016年10月21日 紙面から

 今年末で解散するSMAPの草なぎ剛(42)が、来年1月から放送されるフジテレビ系連続ドラマ「嘘の戦争」(火曜午後9時)に主演することが決まった。制作は、草なぎの連ドラ初主演作「いいひと。」(1997年)や、俳優としての評価を確立した「僕の生きる道」(2003年)などを送り出してきた関西テレビ。「いいひと。」から20年の節目にSMAPを離れ、俳優としての原点であるドラマ枠でソロ活動のスタートを切る。

 草なぎは「この枠は草なぎ剛ドラマヒストリーには欠かせない枠」と格別な思いを持っている。「おおげさな事を言うと、リスタートを切れたりという、僕の人生の節目といつもリンクしている。“初心忘れるべからず”ではないですけど、いつも何かに気付かせてくれたり、心を改めさせられたりと自分ではそういう機会をつくってくださっているように感じて、感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を語っている。

 「嘘の戦争」は、15年に同枠で放送された草なぎ主演のヒットドラマ「銭の戦争」の脚本・後藤法子さん、三宅喜重監督らが手掛ける復讐(ふくしゅう)シリーズ第2弾。幼い頃に家族を殺された主人公・浩一(草なぎ)が天才的詐欺師になり、事件の関係者にわなを仕掛ける。

 「前回の『銭の戦争』も、視聴者の皆さまも楽しんで下さったと思うし、自分の中でも想定外の化学反応を見せてくれた作品でした。復讐劇でスカッとしたりする部分や、火花散らして戦っているエネルギーを感じ取って、見ている方にもストレス発散になるような、そしてエネルギーが湧いてくるようなドラマにしたいですね」と草なぎ。

 関西テレビの河西秀幸プロデューサーによると、主人公の浩一は「うそ八百、何をたくらんでいるか予想不能」な人物。ところが草なぎ自身は「ウソをついても顔に出ちゃうみたいなんです。すぐにバレちゃう」という。そして「だから、これを機会にうまくなるよ! 本当、根が正直みたいでね…って、これもウソかもしれないけどね。ウソがたくさんちりばめられているドラマなので、視聴者のみなさんが本当の真実を見つけてほしい。もしかして真実なんて一つもないのかもしれない…なんてね」とウソか本当かわからないコメント。ドラマでも視聴者をだましてくれそうだ。

 <物語> 主人公一ノ瀬浩一(旧姓千葉浩一)は子どもの頃、一家心中に見せ掛けられた殺人事件で家族を亡くす。父が母と弟を殺し、無理心中をはかったとされたが、犯人の顔を見た浩一は「父は犯人ではない」と証言する。しかし、信じてもらえず、「嘘つき」と親せきからも奇異な目で見られることに。やがて浩一は名前も経歴も変え、本物の詐欺師に成長。海外で日本人狙いの詐欺で稼いでいた時、記憶の中の真犯人に再会する。「怒り」の感情を取り戻した浩一は犯人を追って帰国。30年ぶりに事件の真実を知り、詐欺師ならではの手法で復讐を始める。

 

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