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【大リーグ】

インディアンスが19年ぶりにワールドシリーズ進出

2016年10月21日 紙面から

ア・リーグ優勝を決めたインディアンス。中央はMVPのミラー=トロントで(AP・共同)

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◇ALCS第5戦 インディアンス3−0ブルージェイズ

 大リーグは19日、各地でア、ナ両リーグの優勝決定シリーズ(LCS、7回戦制)2試合を行い、アは第5戦でインディアンス(中地区)がブルージェイズ(東地区、ワイルドカード)を3−0で下し、通算4勝1敗で19年ぶり6度目のリーグ優勝を果たした。25日にクリーブランドで開幕するワールドシリーズ(WS、7回戦制)でナの覇者と対戦する。ナは第4戦でカブス(中地区)がドジャース(西地区)に10−2で大勝し、同2勝2敗のタイとした。

◆4試合登板無失点 救援ミラーMVP

 “神ってる”救援左腕が、インディアンスを19年ぶりのWSに導いた。LCSのMVPに輝いたのはアンドルー・ミラー(31)。3−0の6回1死から登板して2イニング2/3を無失点。今シリーズは登板した全4試合で回をまたぎ、計7イニング2/3を投げて無失点、単一LCSタイ記録の14奪三振、3ホールド、1セーブと鬼神の働きだった。

 救援投手では2013年の上原(Rソックス)以来となるMVPで、「ここ30分で100万回くらい『最高だ』と言って回った。それが真実だ。これで、夢だったワールドシリーズに行ける」。米複数メディアによれば、ミラーは興奮冷めやらぬ表情だった。

 陰のヒーローは新人の先発左腕ライアン・メリット(24)だった。この日がメジャー2試合目の先発で、140キロ弱の直球と大きく割れるカーブを内外角の低めに集め、4イニング1/3を2安打無失点。ブ軍の主砲バティスタは前日、「あいつはきっと、今ごろガタガタ震えているよ」と挑発したが、メリットは「その言葉は聞いたが、全く影響はなかった。自分を信じていた」と会心の笑みを浮かべた。

 

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