鹿児島県のニュース
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大崎事件 検察新たな証拠開示
昭和54年に大崎町で男性が殺害されたいわゆる「大崎事件」で、殺人などの罪で服役した女性が無実を訴えて3度目の再審を申し立てたあと、10回目となる協議が、21日、行われました。
協議のあと、弁護側は、捜査の初期段階で事件現場などを撮影したネガフィルムが新たに見つかったことを明らかにしました。
「大崎事件」では、昭和54年に大崎町で当時42歳の義理の弟を殺害したとして殺人などの罪で懲役10年の刑が確定し服役した原口アヤ子さん(89)が無実を訴えて再審を求めていて、去年7月、鹿児島地方裁判所に3回目となる再審の申し立てを行いました。
これまでの協議で、検察側は、警察が捜査の初期段階で事件現場の状況などを撮影したネガフィルム46本を開示していましたが、弁護側は、このほかに欠番で存在しないとされていた1本のネガフィルムについても改めて探して開示すよう求めていました。
これを受けて、警察が当時、捜査を担当していた志布志警察署を捜したところ、欠番とされていたネガフィルムが写真室で見つかったほか、同じ場所でこれとは別のネガフィルム17本が発見されたということです。
裁判所は、20日、検察側からネガフィルムを押収し、21日の協議で、弁護団に貸し出したということで、弁護団は、ネガフィルムをプリントして、内容を精査することにしています。
10月21日 19時43分