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【プロ野球】

作新・今井達也は西武 「最終的には沢村賞」

2016年10月21日 紙面から

「開幕ローテ」と書いた色紙を手に野球部の仲間に祝福される作新学院高の今井=宇都宮市の同校で(武藤健一撮影)

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 松坂に学ぶ! 今井は西武の1位指名が決まってから、制服姿で作新学院高(宇都宮市)の会見場に姿を見せた。緊張気味で少し顔を赤らめた右腕は同じ甲子園優勝投手で西武に入団した松坂(現ソフトバンク)や高橋光を手本にする決意を語った。

 「松坂さんや高橋さんの活躍を刺激にしたい。プロで通用するためには150キロを超えてももっと質のいいボールを投げないと、と思っている」

 9月のU−18(18歳以下)アジア大会で高校生日本代表として先発で優勝に貢献した。細身ながらスリークオーターで最速152キロを誇る姿は岸と重なる。「近くで見られるのでいろいろ勉強したい」。松坂、高橋光を含めて3人の先輩から学ぶ考えだ。

 報道陣から手渡された色紙には「開幕ローテ」と書き込んだ。1年目の目標に「新人王を取ってみたい。最終的には沢村賞ですね」。気づけばこわばった表情は緩み、プロの道を見据えていた。ビッグタイトルを総ナメするビジョンを掲げた今井が名投手へのスタートラインに立った。 (永井響太)

 

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