震度6弱 西村准教授「ひずみ集中する地域 揺れに警戒」
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鳥取県で震度6弱の激しい揺れを観測した地震について、この地域の地殻変動に詳しい京都大学防災研究所の西村卓也准教授は、「断層が横にずれる『横ずれ』と言われるタイプの地震で、震源も浅かったため、真上では極めて大きな揺れを観測し、被害も出ていると見られる」と話しています。
この中で西村准教授は、「山陰地方は地震活動が活発な地域で、過去には昭和18年の鳥取地震や平成12年の鳥取県西部地震など規模の大きな地震が起きている。今回、地震があった地域では去年から体に揺れを感じる地震を含む規模の小さな地震が増えていて活発な活動が見られていた。この地域では、規模の大きな活断層はあまり確認されていないが、GPSを使った観測では、地殻のデータからはひずみが集中していることもわかっている。今回の地震は、断層が横にずれる『横ずれ』と言われるタイプの地震で、震源も浅かったため、真上では極めて大きな揺れを観測し、被害も出ていると見られる」と話しています。
そのうえで西村准教授は「内陸の浅いところで起きた地震なので、このあとも地震が続いていくと考えられる。また、この地域では過去には規模の大きな地震が相次いで起きたこともあり、今後も同じような規模の地震や、場合によってはさらに大きい規模の地震が起きるおそれもあるので、注意が必要だ。今後の揺れに備えて固定していた家具が外れていなかなど、改めて確認をしてほしい」と呼びかけました。
そのうえで西村准教授は「内陸の浅いところで起きた地震なので、このあとも地震が続いていくと考えられる。また、この地域では過去には規模の大きな地震が相次いで起きたこともあり、今後も同じような規模の地震や、場合によってはさらに大きい規模の地震が起きるおそれもあるので、注意が必要だ。今後の揺れに備えて固定していた家具が外れていなかなど、改めて確認をしてほしい」と呼びかけました。