女優、タレント、声優として活躍する、元子役の“はるかぜちゃん”こと春名風花(はるな ふうか)さん。ドラマやCM、舞台やアニメだけでなく、バラエティ番組などにも良く出演されています。

もうすぐ16歳になるそんなはるかぜちゃんが(といっても、誕生日は2月4日なのでまだ15歳ですが…)、いじめ問題についてTwitter上で核心をついた投稿をして話題になっているんです。

0歳から芸能界で活動していることも影響してか、自身も学校などでいじめに遭ったこともあるというはるかぜちゃんが、『いじめられる側にも問題がある』という人に対して、こんな持論を展開しています…。

2016年8月15日の『バイキング』(フジテレビ系)の台本画像と共に、番組内で取り上げられた「いじめられる方にも原因がある」という議題を振り返り、『「原因がある」と言ってた人たちに聞いてもらいたい話があるので、ちょっとだけ書きます』と、以降のツイートに続けました。

いじめは、いじめる側に“誰かをいじめたい”という目的(結果)があり、その目的に向かって、いじめられる側の中に原因を探しにいっている、という持論を展開します。

そして、自身の経験を交えながら、次のように続けます。

以上の①~④を見ると、はるかぜちゃん(いじめられる側)が、いじめる側に言われる原因をいくら取り去ったとしても、また次の原因を探し始めて、それは永遠に終わらないという結論を出しています。

らにはるかぜちゃんの投稿は続きます。

「自分にも原因があるから仕方ない」「悪いところをなおせばいじめられなくなるかも知れない」と苦しんでいる人に向けて、いちいち人の意見に振り回され、他人の望む自分になることのバカバカしさを伝えたうえで、『“今の自分を変えたい”と思うなら、それは、“いじめられない自分”ではなく、“自分がなりたい自分”を目指して頑張ろう』『自分の人生を生きてください』と力強いメッセージを送っています。

数々の反論や質問に対しても…

『あなた(はるかぜちゃん)は悪くないが、原因は間違いなくあなたにある。同級生の有名人など、妬みの対象になる。あなたが今のステータスを捨てて、はじめて原因を取り去ったと言える』というコメントに対して…

『悪意が無ければどんな原因も存在しない』と論破。

『いじめられ悔しい思いをしたのでどうしても狭い見方になっている。いじめは最悪な変態行為だが、でもそれが人間の本質。いじめられる方にも原因が存在することから目を反らしても何も解決しない』というコメントに対して…

見事な例えを添えて、『本質であれ本能であれそれが良からぬことならば、人間らしく理性で行動を制御できるはず』と論破。

『はるかぜちゃん自身はいじめられたくないから変わろうとしたわけではないですよね?』という質問に対しては…

持論を改めて強調。

『いじめる側の気持ちはわかりますか?』という質問に対しては…

『人をいじめたいと思ったことはない。でも嫌いな人はたくさんいる。でも、嫌いな人をいじめるという行為は、嫌いな人に自ら近づいて関わって行くという奇妙な変態行為だ』という意見を。

そして改めて…

堂々と、前だけをみて歩いてください!!!と強く結んでくれています。

これには多くの反響が!

いじめる人が変わらない限りいじめはなくならない。当たり前のことだと思うのですが、世の中からいじめがなくならないのも事実…。そんな中で投稿されたはるかぜちゃんのストレートな意見は、多くの共感を呼んでいます。

「仰る通りだと思います・・・!」
「そうそう、理由なんて後付けなんだよなぁ」
「目的論ですね。私もそう思います」
「このツイにとても共感しました」
「すっごい納得できるツイートでした!」

その他、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんが「これはみんな読んだ方がいいですよ」とコメントし、小説家の盛田隆二さんも「ほんとその通りですね」とコメントするなど、多くの著名人からの共感も挙がっています。

自身の経験からくる力強いメッセージは、同世代の人たちだけでなく、たくさんの人の心に届いたのではないでしょうか。

このことが、少しでもいじめがなくなるキッカケになれば良いなと、心から思います…。

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