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【ドラニュース】

1位・柳、憲伸超え 竜1位は明大の即戦力右腕

2016年10月21日 紙面から

中日に1位指名されチームメートから胴上げされる明大・柳裕也=東京都府中市の明大グラウンドで(七森祐也撮影)

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 竜投再建の担い手だ。中日は20日、東京都港区で行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で明大のエース・柳裕也投手(22)を1位指名した。DeNAと重複したが、クジ引きに臨んだ森繁和監督(61)が右手で交渉権を獲得。柳は「即戦力の部分を評価してもらっていると思うので、それに応えたい」と意気込みを語った。

 脈々と流れるエースの系譜を継ぐ。真一文字に口を結んだ柳の表情が一瞬だけ緩み、すぐ引き締まった。「1番はホッとしました。でも、まだスタートライン。これから厳しい世界の始まりです」。よどみなく話す姿は頼もしかった。

 「伝統あるチーム」という竜の印象とともに、明大で同じく主将を務めた前中日・川上憲伸の名を挙げ「続いていけるように」。まだ会ったことはないが「野球に対する心構えを聞いてみたい」と対面を熱望した。

 現時点で東京六大学リーグでの通算326奪三振は、川上の311を抜いて歴代10位。「周りにも(川上と比べて)見られると思う。ふがいないことはできない」。柳はそう語気を強めた。

 日米通算125勝の大エースは、1年目の1998年に14勝6敗の成績を残して新人王を獲得。その後を追うつもりで渡された色紙には、迷いなく「新人王」と書き込んだ。

 派手さこそないが、その完成度と鉄腕ぶりは即戦力の名に恥じない。大学1年から大きな故障はなく、通算54試合計279イニング1/3に登板し、22勝8敗、防御率1・87。抜群の安定感を誇る。直球の球威こそ140キロ中盤だが、縦に落ちるカーブやカットボールの制球は抜群だ。

 今季19年ぶりの最下位に沈んだチーム再建の一翼を担うべく、開幕ローテの座を視野に入れる。「即戦力だと評価してもらっているので期待に応えたい」。指名から約2時間半後には、ドラフト会場から府中市の合宿所に直行した森監督と初対面。「『頼むぞ』と言われました」。短い言葉に込められた思いの大きさを感じた。

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