【ソウル米村耕一】米戦略軍や韓国軍によると、北朝鮮は20日午前7時ごろ、北朝鮮北西部・平安北道(ピョンアンプクド)亀城(クソン)付近から中距離弾道ミサイル「ムスダン」(飛距離約2500〜4000キロ)と推定されるミサイルを発射したが、直後に失敗した。15日にも発射して失敗し、国連安全保障理事会が非難の報道声明を出したばかりで、米韓などは「国際社会の総意を無視するものだ」と強く反発している。
米韓両政府が米国時間の19日にワシントンで外務・国防閣僚協議(2プラス2)を開催し、対北朝鮮の抑止力強化を議論したタイミングでミサイルが発射された。
韓国外務省は20日、「北朝鮮が核、ミサイル開発に狂信的に執着していることを示す」と指摘し、「韓米で合意したとおり、対北朝鮮の抑止力の実効性を大幅に高めていく」とのコメントを出した。また米国防総省関係者も「こうした挑発は北朝鮮の禁じられた行動に反対する国際社会の決意を強めるだけだ」と強く批判した。
北朝鮮は今年4月以降、相次いでムスダンと推定されるミサイルの発射実験を行っている。失敗が続いたが、6月の発射実験では約400キロ飛行し高度約1400キロに達して技術の向上を印象づけた。