北朝鮮の人権問題に関する国連の報告書をまとめた調査委員会のカービー元委員長が20日、日本記者クラブで記者会見し、「北朝鮮が報告書を無視し続けるなら、国連総会の出席資格の停止も考える必要がある」と国際社会による厳しい対応を求めた。
カービー氏は2014年3月に国連人権理事会に提出された報告書への北朝鮮の対応から「北朝鮮は国連での扱いを気にしており、特に指導者の立場を守るために必死になる」と指摘。国際社会の対応で影響を与えることができるとの見方を示した。報告書提出後の北朝鮮内の人権状況については「体制や指導者の敵を拘束する基本的政策に変化はない」と分析した。
また、北朝鮮の核武装やミサイル配備に関し「人類の生存自体に大きな脅威となる」とも指摘し、この問題についても国際社会全体が危機感を持って対応するよう求めた。【渋江千春】