ちしきの金曜日
2016年10月21日
なんでこうなった!?
こんにちは。このサイトはデイリーポータルZというサイトです。
身近にある面白いものごとをライターが個人的な目線で取材して記事にしています。 記事は毎日3本〜4本更新、土日も休まずやって先日10/7に14周年を迎えました。 ……と、当サイトの基本姿勢はいつだって「知らない人にわかりやすく」である。 インターネットの世界ではどれだけ記事がバズってもキャリアを積んでも誰もが基本「ただの人」だ。知ってる人が偶然知ってるだけ、みんな等しく「誰やねん」である。である以上はつねに見知らぬ人に丁寧に語りかけるよう肝にめいじたい。 だけど、そのタガをはずすイベントが私たちにはある。それが「デイリーポータルZエキスポ」だ。 さる10/16(日)に行われ、来場者一丸となりおじさんをヲタ芸で全力応援し超絶盛り上がった。なんでそうなっちゃったの!? ということだらけの「デイリーポータルZエキスポ2016」をご紹介します。 > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes 世界のやさしさが暴走する日2016年10月16日、お台場のトークライブハウス「東京カルチャーカルチャー」で本サイトのリアルイベント「デイリーポータルZエキスポ」が開催された。
このイベント、とくに軸になるテーマはない。 デイリーポータルZの関係者が手持ちのネタをネットからリアルにうつしてご披露するというイベントだ。 14時オープンと同時にどどどどどーっと人が! いらっしゃいませ〜っ
そういうイベントだから、ありがたくもサイトを日ごろからよくご存知の読者さんがたくさん来てくれる。
今回はなんと30万人以上の方がおいでくださった(数字は盛ってますので薄めで見てください)。大、大、大、大盛況である。 でもって、ライターも全国各地からたくさんくる。つねに50人弱のライター・関係者でサイトは運営しているが、今回は40人ちかくが集まった。 つまりどういうことになるかというと、会場は「デイリーポータルZって最高ですよね!」という空気に包まれまくるのである。 この熱気が全部愛
ネットに記事を上げ承認欲求の鬼となり日夜エゴサーチに余念なくしかし無名であることを肝に銘じひたすらまた記事を書き続ける、そんな俺たちに今日は世界が微笑む。「デイリーポータルZって最高ですよね!」
しかもお話を聞くと来場する読者みなさんも「サイトを読んでいたのは自分だけではなかったのだ!」ということを確認できて最高に満たされると言ってくれていた。 誰かが誰かに優しくて、優しくされた誰かはまた誰かに優しい。全方向でハッピーなイベントなんである。 優しいから全力で「分からない」ことになるサイト関係者・読者の蜜月関係がさわやかにトルネードするイベントであることはわかっていただけたかと思う。
で、となるとつまりどうなるのか。 「分からなくなる」のだ。 開場は14時。大行列のすえようよう入場してまず最初に目撃されるのがまず最初に目撃されるのが「奴隷」と「奴隷が回す棒」であった。 ステージで開場早々行われたのが奴隷が回す棒押し体験コーナー
これは編集部員でもあるライター藤原浩一の記事「奴隷が回してる謎の棒って何なんだ? 」 に出てきたもの。
明らかになにがなにやらなのだが記事に出てきたアレだということが会場ではきっちり共有されているので一切驚く者はいない。 常々「は? なに言ってんの?」が許容されるイベントがこのデイリーポータルZエキスポなのだと思っている。 「今ならすぐ奴隷になっていただけますー!」「奴隷最後尾こちらでーす!」「あっ、奴隷体験もう締め切っちゃいましたか!?」「奴隷になりそびれたー」 まさかのような言葉が自然に飛びかう。奇跡なのだ。 過去の記事にまつわる工作などをあつめたライターによる展示コーナーはそんな「わからない」が来場者の笑顔で受け入れられる奇跡の巣窟になっていた。臆せず紹介しよう。 黒ひげを助け、パンツをかぶり手を増やす黒ひげを助けるコーナー
記事「黒ひげを危機一髪から救った」(爲房新太朗) をベースにした出し物。飛び出す黒ひげをなんとかしてキャッチするというブースである。
爲房さんは後日「すごく高難易度になってしまったのですが、成功した方がいて心から叫びました」と語っていた。 叫ぶのだ、心が。飛び出す黒ひげをキャッチして。 おつまみが出るガチャガチャコーナー
「ガチャガチャにつまみを入れて晩酌」(T・斎藤) より。ガチャガチャを回すとカプセルにつまみが入っている。
T・斎藤さんは現在は不定期掲載なもののサイトの名物ライターの1人である。このためにお住まいの長崎から来てくれた。それでやるのが、おつまみのガチャガチャを来場者に回させるというものなのだ。 もっとこう、ほかになんかないのかと誰も思わないのがこのイベントなのである。 腕が増えるリュックを背負えるコーナー
「もっと腕がほしいから阿修羅リュックをつくった」(ネッシーあやこ) より。背負うと腕が増えるというリュックである。
ネッシーさんはこういったでかいものを放っておくとすぐ自力で手搬入する。今回もそうだった。見れば向こうから手の生えたリュックをかかえたネッシーさんが会場へやってくる。イベントを実施するプロセス自体もひょっとこだ。 パンツで作った帽子をかぶれるコーナー
「パンツとバレない帽子をつくる」(小堺丸子) より。
小堺さんは地元の人に話を聞きながら旅をしたり、道端で外国人に話を聞いたりとコミュニケーションを武器にした記事を得意としているのだが、一方ですぐパンツをどうにかしたがる人なのだ。このコーナーは女性に大人気であった。 夏の星座にぶら下がれるコーナー
「夏の星座にぶら下がって上から花火を見下ろしたい」(大北栄人) より。aikoさんの曲の歌詞の具現化なのだがいよいよもってして記事を読んでいないとなにがどうしてこうなるのかわからない。
しかしでかい上に光っているので迫力があって派手だし「ぶらさがる」という行為自体の気分が良いので体験展示向きで大好評だった。 ぶらさがってるとこ写真撮らせてください、というリクエストに答えすぎてイベント後半あまりにも疲れた作者の大北さんが上の写真ではついに寝ている。いろいろすごい。 分からなさの度合いが徐々にインフレを起こしているのにお気づきだろうか。ここへさらに畳み掛けてくるのが「ふるまいコーナー」であった。 くわしくは次のページへ!
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