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尾鷲 からすみづくり盛ん

10月21日 12時29分

尾鷲 からすみづくり盛ん

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高級珍味として知られる「からすみ」づくりが三重県尾鷲市で盛んに行われています。
「からすみ」は産卵期のボラの卵を塩漬けしたあと天日干しをして乾燥させたもので、高級珍味として知られています。
創業100年を超える尾鷲市の老舗の鮮魚店では、10月上旬から「からすみ」づくりが本格的に始まっていて、熊野灘近海などで水揚げされたボラの卵を天日干しする作業に追われています。
従業員らは約2時間おきに卵を裏返す作業を繰り返し、まだ柔らかいものは表面を手で丁寧になでて形を整えていました。
卵は秋の日差しと風を受け、2週間から20日ほどで色が黄色からべっこう色に変わり、「からすみ」になるということです。
鮮魚店では「ボラが年々少なくなってきて、ことしは台風も多く、干せるか心配でしたが、やっと天気が安定してきてほっとしています。もっちりとした食感でお酒好きにはたまらない味を楽しんでほしいです」と話していました。
「からすみ」づくりは11月まで続き、お歳暮やおせち用などとして全国に出荷されます。

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