森田博志
2016年10月20日16時10分
今年6月、ラグビーのスコットランドが27年ぶりに来日するのを前に、亡くなられた平尾誠二さんは体調がすぐれない中、電話で朝日新聞のインタビューに答えてくれた。
1989年5月、東京・秩父宮ラグビー場で、日本代表はスコットランドに28―24で勝ち、世界の強豪から初勝利を挙げた。金星を挙げた当時のチームの主将が平尾さんだった。
スクラムで優位に立ち、用意してきたプレーでトライ。そして、火の出るようなタックルの繰り返し。「試合のビデオは10年以上見ていませんが、話を聞いてもらうと、その時の状況がね、こう、浮かびますわ」。昨日の出来事のように、詳しく振り返ってくれた。
その当時、日本代表監督だった…
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