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冬を前に“牛の山おろし”

10月20日 12時31分

冬を前に“牛の山おろし”

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冬の訪れを前に岐阜県高山市で、夏の間、放牧されていた牛をふもとに下ろす、「牛の山おろし」と呼ばれる作業が行われています。
高山市では、メスの牛に健康な子牛を出産してもらおうと、夏の間、畜産農家が飼育している牛を標高1200メートル程の山あいにある5つの市営の牧場に預かって放牧しています。
ことしは460頭放牧されていましたが、冬を前に牛をふもとの畜産農家に戻す「牛の山おろし」と呼ばれる作業が行われています。
このうち、高山市丹生川町の久手牧場では12頭の牛が集められ、それぞれの持ち主のトラックに乗せられました。
中にはトラックになかなか乗ろうとしない牛もいて、農家の人たちがロープで引っ張ったり、牛の尻を押したりと苦労する場面も見られました。
牧場の管理人、大門良治さんは、「ことしは夏が暑かったため、牛が体調を崩さないよう気を配りました。無事に山から下ろすことができてほっとしています」と話していました。
それぞれの牧場では、山おろしの作業を20日で終え、牛は飛騨地方の厳しい冬をふもとの牛舎で過ごします。

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