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アングル:NZドル下落トレンド入りか、金利差優位薄れる公算

[ウェリントン 19日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)ドルは年初からつい最近まで他通貨をアウトパフォームしてきたが、下落トレンド入りの様相が出てきた。

NZドル/米ドル<NZD=>は9月上旬までは年初来で約10%上昇。これを支えたのは、日本や欧州、米国などに比べて高いニュージーランドの金利水準だった。しかし金利差の優位は今後薄れる公算が大きく、NZドルの魅力が弱められつつある。

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は、第3・四半期の物価上昇率が0.2%と目標下限の1%を大幅に下回ったことを受け、11月10日の次回会合で利下げするとみられている。

中銀は8月にも政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、2.00%としている。

一方、米連邦準備理事会(FRB)は12月に利上げする見通し。BNZの通貨ストラテジスト、ジェーソン・ウォン氏は18日付ノートに「FRBが12月に利上げして来年はさらに引き締めるとの確信が強まっていることから、最も抵抗が少ないのはNZドルが6カ月から12カ月で弱含むという見方になる」と記した。

もっともNZドルの下げは急激ではなく、じりじりと進むとアナリストは予想する。中銀が政策金利を過去最低の1.75%まで下げたとしても、FRBの来年の政策運営に不透明感がある点を踏まえれば、かなりの期間は相対的な金利の高さを維持できると想定できるからだ。

ウォン氏は「われわれの予想は、マイナスの海外要因とプラスの国内要因が綱引きする結果、NZドルが緩やかな下落歩調をたどるというものだ」と話した。

ABのアジア太平洋シニアエコノミスト、ガイ・ブルーテン氏も、NZドルの急落は見込んでいないと主張。それでも「リスクは依然として下落方向にある」と付け加えた。

(Rebecca Howard記者)

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