現在のお絵かき環境
こんにちは。いつも『猫でもわかる 秘密の英語勉強会』にアクセスして頂きありがとうございます。突然ですが、今回は我が家のお絵かき環境を紹介したいと思います。
『秘密の英語勉強会』では、猫のレイがスケッチブックに色鉛筆で絵を描いている設定になっていますが、実際はちゃんとしたお絵かきソフトを使用しています。
僕はもともと絵を描く習慣はほとんどありませんでしたが、イラスト入りのブログを作りたいという思いがあったため、今年から簡単な環境でお絵かきに挑戦しています。
お絵かき用の機材としては、安くて小さなペンタブレット (板タブ) も所有しているのですが、ペンタブにどうしても慣れないため最近は Windows10 タブレットを使用しています。
それでは、まずはお絵かきソフトの紹介から始めます。
Clip Studio Paint Pro
CLIP STUDIO PAINT、略してクリスタ。漫画用の機能が充実したお絵かきソフトです。無料のお絵かきソフトにも FireAlpaca などの優れた製品がありますが、思いきってクリスタを購入してみました。
『秘密の英語勉強会』では一枚絵しか描いていませんが、クリスタは漫画の枠線や吹き出しが簡単に描けたり漫画用素材が豊富に用意されていたりと非常に便利なソフトです。
クリスタのパッケージには「通常版」「公式リファレンスブック付」「初音ミク メイキングブック付」がありますが、僕は「公式リファレンスブック付」を購入しました。通常版より 900 円高くなりますが、2000 円の公式リファレンスブックが付いてきます。
公式リファレンスブックは 170 ページほどの冊子で、クリスタの操作方法などがフルカラーでわかりやすく説明されています。僕のようにお絵かきソフト自体に不慣れな初心者にはありがたい冊子です。
ところが、購入したクリスタの箱を開けてみると、公式リファレンスブックに負けず劣らずのしっかりとしたマニュアルが同梱されていました。そのため必ずしも公式リファレンスブックは必要ないかもしれません。
ASUS TransBook T90CHI-3775
昨年発売され、非常に安価だったので衝動的に購入した Windows10タブレットです。iPad mini 並に小型のタブレットPCですが、付属のキーボードと合体してノートPCのように使うこともできます。(ペンは付属しません)
安価といっても板タブと比較するとやや高価な商品です。僕は持ち歩き用の PC として購入したので、PC としては安価だと思いました。もともとはお絵かき用に購入したわけではありませんが、今では液タブ (液晶タブレット) 風に使えるお絵かき環境として重宝しています。
OS が Android ではなく Windows10 なので、クリスタを始め一般的な Windows 用ソフトが使用できます。
TransBook は非常に小型軽量なので、カバンに入れて持ち歩いてもほとんど気になりません。本一冊持っているのと変わらない感覚で Windows PC が持ち歩けるのが魅力です。
ただし、お絵かき環境としては小型であることが短所にもなっています。詳しくは後で説明します。
Dell Active Stylus (750-AAGN)
デジタイザ、つまりペン型の入力機器です。これがないとお絵かきできません。Active Stylus は筆圧感知にも対応しており、筆圧の強弱で線の太さが変化します。また、画面にペン先を近づけるとカーソルが表示されるので、本物の液タブっぽい気分が味わえます。
画面にカーソルが表示されている間は、手で画面を触っても認識されません。パームリジェクションというやつですね。ペン先が離れすぎないように気をつければ、手を画面に乗せたまま絵を描くことができます。
Active Stylus 以外にも他社のデジタイザを 1 本購入しましたが、そちらは筆圧感知に対応しておらず線もカクカクになるため、とてもお絵かき用途で使えるものではありませんでした。100 円のタッチペンもお絵かきには使えません。お絵かき用としては、使えるデジタイザが限られているため注意が必要です。
Active Stylus はグリップ部分にボタンが 2 つあり、消しゴムツールと右クリックが割り当てられています。この割り当ての変更方法はわかりませんが、特に不満はないのでそのまま使っています。
動作には単 6 電池が必要です。変わった電池ですが Amazon で販売されているので、予備の電池も一緒に購入しました。
残念なことに、Active Stylus には電源の ON/OFF スイッチがありません。使わないときにはフタを 2、3 周ゆるめて電池を非接触にした方が省エネになると思います。
タブレットスタンド
絵を描くときには、タブレットをそのまま机に置くよりも少し傾斜を付けた方が使いやすいので、ダイソーでタブレットスタンドを購入しました。
このスタンドは 12 段階で角度調節ができるタイプなので、使いやすい角度に調節できて便利です。
同じ商品を 2 つ購入したつもりだったのですが、うっかり色違いを購入していたため統一感がありません。まさかカラーバリエーションがあったとは・・・・・・。
このスタンドはプラスチック製ですべりやすいので、ホームセンターで滑り止めを購入して底面に貼り付けました。これでしっかり固定できます。これがないと手の重みでタブレットが逃げてしまいます。滑り止めの代わりに机にマットを敷いても良いかもしれません。
タブレットを乗せるとこんな感じです。キーボードは Bluetooth 接続なので、外した状態でも使えます。
長所と短所
以上の組み合わせでお絵かきをしていますが、この環境には長所と短所がたくさんあります。
長所
画面に直接絵が描ける
一般に、ペンタブレットには板タブと液タブの 2 種類があります。板タブは PC の画面を見ながら手元のタブレットに絵を描くもので、液タブは画面に直接絵を描くものです。もちろん液タブの方が使いやすいのですが、板タブより何倍も高価です。
Windows10 タブレットとデジタイザを使用すると、タブレットの画面に直接絵が描けるので液タブ気分でお絵かきができます。この点が最大の長所です。
拡大・縮小・回転が直感的
お絵かきソフトを使用する際は、ショートカットキーなどで画像の拡大・縮小・回転をすることが多いと思います。
Windows10 タブレットでは、スマホのように 2 本指で画面を操作して、直感的に拡大・縮小・回転をすることができます。
単独で使える
普通の板タブやペンタブは周辺機器ですので、別途 PC が必要になります。PC と 液タブを購入するにはかなりの予算が必要です。
Windows10 タブレットはそれ自体が PC であり入力機器でもあるので比較的低コストになりますし、コンパクトで持ち運びもできます。もちろん、ネットや Office など、お絵かき以外の用途でも使えます。ブログも書けます。
短所
画面が狭い
TransBook T90-CHI の画面サイズは 8.9 インチ、解像度は 1280×800 なので、お絵かきソフトを使うにはかなり狭いです。そのため常に拡大・縮小を繰り返しながらの作業になります。これは小型タブレットの最大のデメリットですね。
たまにラグが生じる
安価なタブレットなのでスペックが低いです。通常は特に問題なく線を引いたり色を塗ったりすることができますが、たまにラグ (遅延) が発生することがあります。
低スペックではありますが、YouTube で動画を観たりなど一般的な作業は普通にできます。ただしゲームには向いていません。
紙のような描き心地ではない
画面はスマホのようにツルツルしていて、デジタイザのペン先も固いので、絵を描くときにカツカツと音がします。高価なペンタブのような「紙のような描き心地」ではありません。
参考までに、僕とほぼ同じ環境でお絵かきをしている方の動画を見つけたので貼っておきます。
最近気になるタブレット
以上のように、現在のお絵かき環境には短所も多いのですが、Windows10 タブレットで絵を描くこと自体はとても気に入っています。ここで挙げた短所の多くは、大画面でハイスペックなタブレット PC を使えば解決しそうです。
最後に、今気になっている Windows10 タブレットを 2 つ紹介します。どちらもそれぞれ魅力的な製品です。
Microsoft Surface Pro 4
昨年発売された Microsoft Surface Pro 4。スペックも高く画面も広いのでお絵かき環境として非常に使いやすそうです。また、電機屋で何度か触ってみたのですが、ペン先が柔らかくて適度な抵抗があり、描き心地も良さそうです。ただし、お値段は十数万円、お絵かき専用マシンにするには少々高価です。ペンが付属しますがキーボードは別売りです。
僕は普段 Mac をメインマシンにしているのですが、Windows をメインで使用されている方には、普段使いマシン兼お絵かき環境として良さそうです。
ところで、10月26日に Microsoft がイベントを開催するらしく、そこで Surface の新製品が発表されるかもしれません。新型の Surface にも期待したいですね。
参考:Microsoftが10月26日にイベント開催、All-In-One型Surfaceデバイスなど発表か
ASUS TransBook Mini T102HA
つい先日発売されたばかりの TransBook Mini T102HA。僕が使っている T90CHI は 8.9 インチですが、こちらは 10.1 インチと一回り大きいサイズです (ただし解像度は 1280x800)。T90CHIよりスペックが高く、バッテリー駆動時間はカタログ値で 12.6 時間となっているので、モバイル PC としてもかなり便利そうですよね。
このタブレットは Surface Pro 4 のちっちゃい版と言えるほどそっくりなデザインになっています。Surface Pro 4 よりは低スペックですが、価格が Surface Pro 4 の半額程度とかなり安くて魅力的です。
さらに、キーボードとペンが付属するので、これだけ購入すればすぐにお絵かきが始められます。各メーカーからいろいろな Windows10 タブレットが発売されていますが、T102HA は低価格なお絵かき環境として一番気になる製品です。