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広域避難実現に向け意見交換

10月19日 09時35分

広域避難実現に向け意見交換

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台風による大規模な水害に備え、木曽三川の下流部にある東海3県の8つの市町村長らによる会議が愛知県愛西市で開かれ、住民がほかの自治体に避難する広域避難の実現に向けて意見を交換しました。
木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川の下流部にある愛知、岐阜、三重の8つの市町村は巨大な台風による大規模な洪水や高潮で浸水する可能性がある場合に、事前に住民がほかの自治体に避難する広域避難の検討を進めています。
これに関連して会議が開かれ、アドバイザーを務める群馬大学の片田敏孝教授が、「近年、ひとつの自治体ではどうにもならない災害が増えているため、地域が一体となって住民の命を守るための対策を考えることが重要になっている」と述べました。
このあと、愛西市ではバスで住民を移動させる避難訓練を行ったことや、三重県桑名市では住民が主導してほかの自治体からの避難者を受け入れる訓練を行ったことが紹介されました。
参加した自治体では、今後、グループを設けて、具体的な移動手段や避難場所などを検討するということです。

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