中国を訪問中のフィリピンのドゥテルテ大統領と習近平(シーチンピン)国家主席が会談し、南シナ海の領有権問題を事実上「棚上げ」した。この問題でフィリピンを支えてきた日米は今後、戦略の立て直しを含めて難しい対応を迫られそうだ。
南シナ海進出を強める中国をどう抑え込むか。フィリピンを「包囲網」の中核と位置づけてきた日米両政府には、警戒感が広がる。安倍晋三首相は来週、日本で首脳会談を行って南シナ海問題を取り上げる方針だが、足並みをそろえられるか不透明感が増してきた。
「訪日機会をとらえ、戦略的パートナーシップの一層の進展に向け、取り組んでいきたい」
菅義偉官房長官は20日の記者…
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朝日新聞国際報道部