顧問を務めていた女子バレーボール部の生徒たちに体罰や暴言を繰り返していた横浜市立上の宮中学(横浜市鶴見区)の男性教諭(49)が、20日付で懲戒免職処分となったことが分かった。
横浜市教育委員会によると、教諭は2014年8月~今年2月までの間に「チビ」「クソデカ」「遅い! お前はカメレオンか」などと暴言を吐き、アタックの指導の際に「お前は招き猫か」と罵倒するなどした。後頭部の髪をつかみ引き倒すなどの体罰もあった。
さらに卒業生を含む部員への調査で、「お尻を触られた」「肘で胸を触られた」などのセクハラ行為の訴えがあった。男性教諭を見ただけで過呼吸や吐き気などの症状を訴える生徒たちもいた。
教諭はセクハラ行為を否定し、「部を強くしたかった」と釈明。しかし、12年に同市内の前任中学校の女子バレー部で同様のトラブルを起こして校長から厳重注意を受けていた“前科”もあり、重い処分となった。