東大、分解促進の仕組みを発見 オートファジーで
(2016/10/21 03:00)-
細胞が内部の不要な物質を分解する「オートファジー(自食作用)」の後期段階で、特定のタンパク質群が分解を促進しているのを発見したと、東京大の水島昇教授らの研究チームが20日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
オートファジーは、今年のノーベル医学生理学賞に決まった東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)が解明した現象。ただ実際に分解が起こる過程にはまだ不明な点が多く、水島教授は「解明の糸口になることが期待できる」としている。
チームは、内膜が消えて分解が始まる様子を顕微鏡で観察することに初めて成功した。
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