ロケット戦闘機「秋水」の燃料貯蔵庫を調査へ
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太平洋戦争末期に開発が進められていた、日本で最初のロケット戦闘機「秋水」の燃料貯蔵庫が残されている千葉県柏市で来月、地元の市民グループと市が初めて貯蔵庫の実態調査を行うことになりました。
「秋水」は、太平洋戦争末期にアメリカ軍の爆撃機「B29」を攻撃するために、ひそかに開発が進められましたが、実用化されなかったことから「幻の戦闘機」とされています。
ロケットエンジンを備え、燃料は高濃度の過酸化水素などが用いられましたが、その燃料貯蔵庫が当時、柏市郊外に設けられ、今も残されています。
このうちの2か所について、大学の専門家などもメンバーの地元の市民グループ「柏歴史クラブ」が柏市の協力を得て、来月下旬にも初めての実態調査を行うことになりました。調査では、貯蔵庫内部の構造などを詳しく調べるということです。
「秋水」の燃料貯蔵庫で現存しているのが確認されているのは、全国で柏市だけだということで、國學院大學文学部教授で「柏歴史クラブ」の上山和雄会長は「『秋水』の燃料貯蔵庫の構造や仕組みを少しでも解明し、軍事的な役割を把握したい」と話していました。
ロケットエンジンを備え、燃料は高濃度の過酸化水素などが用いられましたが、その燃料貯蔵庫が当時、柏市郊外に設けられ、今も残されています。
このうちの2か所について、大学の専門家などもメンバーの地元の市民グループ「柏歴史クラブ」が柏市の協力を得て、来月下旬にも初めての実態調査を行うことになりました。調査では、貯蔵庫内部の構造などを詳しく調べるということです。
「秋水」の燃料貯蔵庫で現存しているのが確認されているのは、全国で柏市だけだということで、國學院大學文学部教授で「柏歴史クラブ」の上山和雄会長は「『秋水』の燃料貯蔵庫の構造や仕組みを少しでも解明し、軍事的な役割を把握したい」と話していました。