パレスチナ 遺跡のモザイク模様の床 修復前に公開
中東パレスチナにある8世紀のウマイヤ朝時代の遺跡に残された、現存するものでは最大級とされるモザイク模様の床が、日本の支援で修復されるのを前に、20日に一般に公開されました。
日本政府はパレスチナ支援の一環として、ヨルダン川西岸のエリコにある8世紀、ウマイヤ朝時代の遺跡「ヒシャム宮殿」に残された、大規模なモザイク模様の床の修復や保全事業を進めることにしてます。
モザイク模様の床は、これまで保全のために砂で覆われていましたが、20日、損傷した部分などの修復作業が始まるのを前に砂が取り除かれ、一般に公開されました。
広さが825平方メートルに及ぶ床は現存するものでは最大級とされ、長方形や円形などの38の面に初期のイスラム芸術の特徴である幾何学的なデザインや、花をモチーフにしたモザイク模様が施されています。
この床が1930年代に発見されたあと、一般に公開されたのは初めてだということで、訪れた人たちが写真に収めていました。
事業を担当するJICA=国際協力機構によりますと、まずは、ことし12月に日本の専門家がモザイク模様がどの程度損傷しているかの調査を始めるということで、修復を終えたあと、再来年には常時展示する施設の完成を見込んでいるということです。
モザイク模様の床は、これまで保全のために砂で覆われていましたが、20日、損傷した部分などの修復作業が始まるのを前に砂が取り除かれ、一般に公開されました。
広さが825平方メートルに及ぶ床は現存するものでは最大級とされ、長方形や円形などの38の面に初期のイスラム芸術の特徴である幾何学的なデザインや、花をモチーフにしたモザイク模様が施されています。
この床が1930年代に発見されたあと、一般に公開されたのは初めてだということで、訪れた人たちが写真に収めていました。
事業を担当するJICA=国際協力機構によりますと、まずは、ことし12月に日本の専門家がモザイク模様がどの程度損傷しているかの調査を始めるということで、修復を終えたあと、再来年には常時展示する施設の完成を見込んでいるということです。