賞取り消し撤回 黒石市長が遺族に経緯説明し謝罪
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青森県黒石市などが開いた夏祭りの写真コンテストで、いじめを苦に自殺したと見られる女子中学生を写した作品が賞を取り消された問題で、20日に黒石市の高樋憲市長が遺族に一連の経緯を説明し、謝罪しました。
ことし8月、青森県黒石市などが地元の夏祭り、「黒石よされ」をテーマに開いた写真コンテストで、舞台で踊る女性を写した作品が最高賞の「黒石市長賞」に決まりましたが、その後、女性がいじめを苦に自殺したと見られる青森市の中学2年生、葛西りまさん(13)と分かり、賞を取り消されました。
これに対し、遺族が納得できないとして写真を公開し、さらに市民などからも抗議の声が多く寄せられ、黒石市の高樋憲市長は19日に、一転して賞の取り消しを撤回することを明らかにしました。
市長は20日夕方に葛西さんの自宅を訪れ、父親の剛さんなどに一連の経緯を説明し、謝罪しました。
父親によりますと、市長は来月、黒石市で開く催しで作品を展示し、いじめをなくすことの大切さを多くの人に訴えたいと提案したということです。
面会を終えた高樋市長は「このたびの経緯について、心からおわび申し上げた。遺族からは、二度といじめのない社会にしてほしいという強い気持ちを聞いた。写真を展示することで、いじめをなくそうという気持ちを多くの方に持ってもらいたい」と話しました。
また、父親の剛さんは「市長は娘の仏壇に手を合わせてくれて、きちんと説明もしてくれたので謝罪を受け入れます。娘の願いであるいじめをなくすため、協力していきたい」と話しました。
一方、写真を撮影した男性は20日朝、賞を辞退したいと主催者に伝えたということです。
これに対し、遺族が納得できないとして写真を公開し、さらに市民などからも抗議の声が多く寄せられ、黒石市の高樋憲市長は19日に、一転して賞の取り消しを撤回することを明らかにしました。
市長は20日夕方に葛西さんの自宅を訪れ、父親の剛さんなどに一連の経緯を説明し、謝罪しました。
父親によりますと、市長は来月、黒石市で開く催しで作品を展示し、いじめをなくすことの大切さを多くの人に訴えたいと提案したということです。
面会を終えた高樋市長は「このたびの経緯について、心からおわび申し上げた。遺族からは、二度といじめのない社会にしてほしいという強い気持ちを聞いた。写真を展示することで、いじめをなくそうという気持ちを多くの方に持ってもらいたい」と話しました。
また、父親の剛さんは「市長は娘の仏壇に手を合わせてくれて、きちんと説明もしてくれたので謝罪を受け入れます。娘の願いであるいじめをなくすため、協力していきたい」と話しました。
一方、写真を撮影した男性は20日朝、賞を辞退したいと主催者に伝えたということです。