アップル、Eインク採用のキーボードをMacBook用に開発中、絵文字表示も
【北京】米アップルは、標準的なQWERTYキーボードの一新を狙いオーストラリアの新興企業と提携した。
新しいキーボードはいずれノート型パソコン「MacBook(マックブック)」の標準機能になる見通しで、さまざまな文字に加え、無数のコマンド、絵文字の表示が可能になる。計画を知る関係者が明らかにした。
アップルは2018年に発売する機種への搭載を目指しているという。
このキーボードの技術はオーストラリアの新興企業ソンダー・デザインが開発した。ソンダー・デザインには鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)が出資している。新しいキーボードには米アマゾンの電子書籍端末「キンドル」と同様のEインク(電子ペーパー)のディスプレーを採用する。
関係者によると、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は11日、中国でマックブックの計画についてフォックスコン、ソンダー両社のトップと協議した。
英紙ガーディアンは先週、アップルがソンダーの買収で協議中と報じたほか、米掲示板サービス「レディット」にもユーザーが同様の情報を書き込んでいた。
フォックスコンとソンダーは、取引先候補や他社との取引にはコメントしないと述べた。アップルもコメントを控えた。