こんばんは、新米ママのtononecoです。もう1年以上も前になってしまいましたが、去年の夏むすめが生後7ヶ月くらいの頃、練馬区にある「ちひろ美術館」へ行きました。
むすめを連れていろいろおでかけにチャレンジし始めていたころで、この時は初めてひとりでむすめを電車に乗せ、この美術館へと行ってきました。とてもドキドキしましたし、自分としても印象深い思い出です。
ちひろ美術館へ足を運んだのは初めてでしたが、赤ちゃんや子どもと一緒に行くのにとてもおすすめな美術館だと思いました。
今回の記事に掲載されている画像は、すべて「ちひろ美術館」のホームページよりお借りしました。
いわさきちひろさんのこと
ちひろ美術館は「いわさきちひろ」さんの作品を所蔵する美術館です。みなさんも絵本やポスターなどで、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。淡い色彩で描かれたあどけない表情のこどもの絵。
いわさきちひろさんは、子どもを生涯のテーマに描き続けた画家です。
黒柳徹子さんのベストセラー「窓際のトットちゃん」の装画もこの方が描いています。
交通アクセス
わたしは西武新宿線の上井草という駅を降り、徒歩で向かいました。駅からは10分くらいかかったかな?
西武新宿線上井草駅は西武新宿駅、もしくは高田馬場駅からは西武線に乗り換えて20分ほどのところです。
公式サイトの交通アクセスはこちらから
http://www.chihiro.jp/tokyo/info/access.html
ベビーカー?抱っこ紐?
その頃まだ子どもを連れて電車に乗り慣れていなかったこともあり、ベビーカーではなく抱っこ紐で連れて行きました。
ですが、実際館内にはベビーカーでの赤ちゃん連れが多く、廊下や展示室の広さ的にもじゅうぶんだったように記憶しています。
建物自体は2階建てですが、バリアフリーも考慮された館内で、もちろんエレベーターがありました。
http://www.chihiro.jp/tokyo/info/barrierfree.html#ba02
とても素敵な建物
練馬区の住宅街の一角、といったところに鎮座するこの美術館。そこまでの広さはありませんが「ちひろの庭」と名付けられた中庭もあり、とても素敵な空間になっていました。
まさに、いわさきちひろさんの世界観がにじみ出しているような…。
この美術館のある下石神井の敷地は、実際にちひろさんが住んでいた自宅兼アトリエの跡地だそうです。そして施設内にはアトリエを復元した空間もあり、いわさきちひろ作品がうまれていた創作の現場を垣間見ることができます。
開催されているのは、いわさきちひろさんの作品展とほかの作家の企画展
こちらの美術館では、だいたい2つの展示が並行して開催されています。所蔵されているいわさきちひろさんの作品の展示と、ほかの絵本作家やイラストレーターの企画展です。
わたしは展示室の順番的にちひろさんの作品から見てまわりました。小さな紙の上に丁寧に描かれた原画のイラストを近くで見ることができ、本当に見入ってしまいました。
あの紙の中に白い空間を生かしたストイックな色数で構成されたイメージが強かったのですが、物語の装画などでは描き込みも多くカラフルでファンシーなものも多くあり、それらも見応えがありました。
それから、同時に開催されていた企画展は長新太さんでした!ちひろさんの作品の後にあのナンセンスワールドにも浸ることになったのですが、とても面白く、お話しも色使いもちひろさんの作品とはまったく違うアプローチでとても楽しむことができました。この展示を観て以来、図書館でも長新太さんの作品をむすめ用に借りることが多くなりました。
ちなみにむすめの一番のお気に入りは「ぱっくんぱっくん」という絵本です。犬と魚と猫と鳥が、「ぱっくんぱっくん」とそれぞれのお尻に噛み付いていく謎の遊びを楽しむという内容なのですが。笑
どちらの展示も、絵本の原画がおもに展示されているので、室内の其処此処に閲覧できる絵本が置いてあります。4歳くらいの女の子がおかあさんと一緒に、展示室内のソファに腰掛けながら、飾られている原画の絵本を楽しそうに読んでいる光景が微笑ましかったです。
プレイルームもあり!もちろん授乳室やおむつ替えスペースも
建物2階に「こどものへや」というプレイルームがあり、おもちゃや絵本が置いてあり子どもたちが遊ぶことができます。
大人が展示に見入っていても、子どもたちは飽きてしまったり疲れてしまったりしますよね。そんな時にはこのお部屋で気分転換に遊んだり、すこし一緒に休憩したり。
わたしも展示を観る途中途中でこちらを利用し、休憩したり授乳やおむつ替えをしたりしました。
http://www.chihiro.jp/tokyo/guide/kidsroom.html
ちひろ美術館にはほかにも、図書室や絵本カフェなど、展示室以外にも魅力的なスペースが設けられています。また前回よりも大きくなったむすめを連れて行けば、さらに楽しめるんじゃないかなぁと思っています(^ν^)
建物、空間ごと世界観に浸れるのが魅力
わたしはもともと絵が好きで、出産前には美術館へ良く足を運んでいました。けれど子どもがうまれると以前のように気軽に行くことはできず…。でもやっぱり行きたい!と思い、以前から気になっていたこのちひろ美術館へ勇気を出して行ってみたのでした。
大きな美術館で開催される絵画展とはすこし趣きが違い、このような、作家のために作られた美術館は、不思議と身近に感じられました。まるで、ご近所に住む憧れの画家の「ちひろ」さんのお宅にお邪魔しているかのような感覚でした。
まとめ
正直なところを言うと、わたしがむすめを連れて行った時にはまだ月齢が小さかったので、美術館を一緒に楽しめた、という感じではありません。
ただ、いろいろ小さな子どものことを考慮した施設なので、赤ちゃんに無理させることなく連れて行けるお出掛け先だと思います。
そして、またもう少し子どもの年齢があがれば、子どもと一緒に絵本を読みながらの展示や「こどものへや」などを楽しめるのではないかと思いました(^ν^)