b:id:metroqの公式キャラクターイラストが性的だから炎上した件とエネマグラで彼氏のアナルを開発した記事が同日にホッテントリに上がり、エネマグラで開発の方に「何故こっちは炎上しないのか」などと言うコメントが目立つので書く。
エネマグラのエロは、「こんなので突かれたら俺は射精する」という個人的な表明の集まりだ。
エネマグラで興奮したのは、医療用に生み出された器具を、ケツでマジイキしたい場面で使ってしまったからだ。
「ケツ穴気持ちいい」というだけで、エロくなくともよい場面で無闇にアクメを持ち出すということは、「エネマグラはエロのために存在する」と言っているのに等しい。
飛躍かもしれないが、こういったメッセージはいやというほど巷に溢れかえっている。
「エネマグラ」と聞けばオナ禁中でもない限り「エロ」を連想してしまう。「アネロス」といえばフラットかもしれないが、「ケツの中のエネマグラ」と聞くと「エロ」だろう。
エネマグラ個々の「独自の形状」が、他人の性的興奮のための「エロ」として扱われてしまっているのだ。
エネマグラをなんでも「男のケツ穴から見てエロいからエロいものとする」視点は、女性には共感し辛く、「自分向けでない」と感じる。
鉄道という、性別で分けられていない、公共性の高い場でやれば「マジイキを優先します」というメッセージになってしまう。
一方、エネマグラは「女性目線で美しいアナルを開発する」という前置きがある。
女性括りというよりは「自身にとって」と言う方が正確かもしれない。
男性の、ケツ穴いじりたい、触って楽しみたい、配偶者として開発して欲しい、という目線ではなく、
女性が、こういうアナルにしたい、憧れる、理想的とするという、
これは「エロ」ではない。
ただの「エネマグラ」だ。
「エネマグラ=医療用の前立腺マッサージ器具」ならフェミニズム的になる。
これがこの二つの件の違いだ。
「エロを規制するならエネマグラは一律規制されないとおかしいはずなのに、自分達のためなら見過ごすなんて都合が良い」
こう思った感性は「エネマグラ=エロ」にどっぷり浸かっている。
「エネマグラ」に「エロのための強調表現が必ずついてまわる」状況が、「エネマグラ=エロ=男のためのもの」という価値観を再生産することであり、差別なのだ。
東京メトロの公式キャラクターイラストが性的だから炎上した件とおっぱいコンテストの記事が同日にホッテントリに上がり、おっぱいコンテストの方に「何故こっちは炎上しないのか...
東京メトロの公式キャラクターイラストが性的だから炎上した件とエネマグラで彼氏のアナルを開発した記事が同日にホッテントリに上がり、エネマグラで開発の方に「何故こっちは炎...
http://anond.hatelabo.jp/20161019182600 ようはエロいと思ったから悪ってことだよ