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消費税6億円、不正還付容疑=会社前代表を逮捕―大阪地検

時事通信 10月19日(水)23時25分配信

 腕時計を輸出したと架空の取引を申告し、不正に約6億円の消費税などの還付を受けたとして、大阪地検特捜部は19日、消費税法違反容疑などで宝飾品販売会社「ジュピター宝飾」(名古屋市)の前代表取締役長谷川彰被告(49)=別の消費税法違反事件で公判中=を逮捕した。

 特捜部は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は2011~14年、自身が代表などを務める別の3社が、国内で仕入れた腕時計を輸出したように装って69回確定申告し、計約5億9700万円の消費税などの還付を受けた疑い。

 国内で仕入れた商品を輸出した場合、仕入れ時に掛かった消費税分の還付を受けられる制度を悪用した。

 長谷川被告は、奈良県や大阪府の時計輸出販売会社の経営者らの不正還付を手助けしたとして、消費税法違反容疑などで逮捕、起訴され、保釈されていた。 

最終更新:10月20日(木)0時46分

時事通信