こんばんは。夜中たわしです。
最近オーディオブックをよく聴いています。
今回はオーディオブックで聴くのがおすすめの、小説系の作品をまとめました。
オーディオブックが何なのかについては、以前紹介しているのでこちらをどうぞ。
一応、見に行くのが面倒な人向けに簡単に説明します。
オーディオブックは聴く本、音楽を聴くように読書が楽しめるサービスです。代表的なサービス会社は下記2つです。
Febe
買い切りタイプ。国内最大手で毎日のように新作が出ていて、値段はおおよそ通常の書籍と同等です。
Audible
聴き放題タイプ。月額1500円、通常会員なら初回1ヶ月無料、Amazonプライム会員なら3ヶ月無料。ただし品揃えはFebeよりかなり落ちます。
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ということであらためて本題です。いわゆる普通の小説をオーディオブックで聴きたいなあ、と思ってたんですが、上記公式サイトだと探すのが大変! (たぶんすごく短い作品が大量に混ざってるのが原因。ビジネス書や自己啓発書は探しやすいのに…)
んでどこか別のサイトでもいいから、オーディオブックになってる小説のまとめはないのか!? と躍起になって探してたんですが、見つからない!
で、仕方ないので自分で作りました。
ということで、オーディオブックで配信されてる、いわゆる普通の小説系作品のうちFeBeで配信されているものをまとめています。
選出基準は下記のような感じです。
2時間以上の作品のみ
自己啓発書/ビジネス書系の小説は除く
自己啓発書/ビジネス書系でストーリー性のあるものはFebeの公式サイト内にまとまっているので、そちらからどうぞ。
また、Audible派の方のため、Audibleでも配信されているものは、タイトルの頭に★を付け、リンクを張っています。
なお私が人力でまとめたものにすぎないので、抜けがあってもご勘弁ください。(2016/10/19時点)
現代小説
永遠の0 (ゼロ)
物語の主人公・佐伯健太郎は、祖母の葬儀の日に実の祖父・宮部久蔵の存在を知らされる。 零戦パイロットとして天才的な操縦技術を持ちながら、生きることに執着し、 仲間から「臆病者」と蔑まれた宮部の実像を調べようと、健太郎は彼を知る人たちを訪ね歩く。
「家族の元に帰る」ことを妻・松乃と娘に誓った宮部がなぜ特攻を志願したのか、 その謎が健太郎の手により解き明かされていく。
君の膵臓をたべたい
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。 それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。 こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。 まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。
だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。
火花
売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。 笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。
人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ、「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
★スクラップ・アンド・ビルド
「早う死にたか」と日々つぶやく祖父と、同じ家で暮らす転職活動中の青年・健斗。 ある時祖父の願いをかなえてやりたいと考えた健斗は、ある計画を思いつく。
次第に衰えてゆく祖父と、筋トレ、転職活動に励む日常の中で変化していく青年の心を描く、 新しい家族小説です。
世界から猫が消えたなら
ある日突然、余命わずかであることを宣告された30歳の僕。
僕の前にアロハシャツを着た悪魔が現れ、ある取引を持ちかけてきた。 「世界から何かをひとつ消すことで、一日の命がもらえる」という。
そして僕は、僕の命と引き換えに、電話、映画、時計、そして猫を消すことに・・・
死んでいない者
秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。 子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。 一人ひとりが死に思いをめぐらせ、互いを思い、家族の記憶が広がってゆく。 生の断片が重なり合って永遠の時間がたちがある奇跡の一夜。
砂漠
「大学の一年間なんてあっという間だ」 入学、一人暮らし、友人、麻雀、合コン、バイト……。 普通の学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、様々な出来事に翻弄されながらまばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。
「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」
伊坂幸太郎が送る青春ストーリー。 忘れていた大切な“何か”がみつかるかもしれません。
桐島、部活やめるってよ
暗黙ながら校内に存在するヒエラルキー。 「目立つ子」「顔の良い子」「運動神経の良い子」、 そして「目立たない子」「おとなしい子」「友達の少ない子」。
狭い世界の中で、“勝ち組”と“負け組”にいつの間にか分かれてしまう。
そのはざまで「空気を読み合う」若者たちの葛藤。
学校という枠の向こう側、外の世界が見えてきたことによる戸惑いと気づき・・・
一人の生徒が退部するということをめぐって、 登場人物ひとりひとりの視点で語られるモノローグと、彼/彼女が世界と交わるリアルな会話。 そこにあなたも一緒に立ち会っているような感触を得られる1冊です。
青天の霹靂
学歴もなければ、金もなく、恋人もいない35歳の晴夫。 一流マジシャンを目指したはずが、 十七年間場末のマジックバーから抜け出すことができない。
そんなある日、テレビ番組のオーディションではじめて将来への希望を抱いた晴夫。 しかし、警察からかかってきた電話で、晴夫の人生は大きく動き出す・・・
異類婚姻譚
子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、 ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気付く。
「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言する夫は大量の揚げものづくりに熱中し、 いつの間にか夫婦の輪郭が混じりあって…。
東京タワー
大学生の透の生活は、全て詩史によって構成されていた。 母親の友人である詩史と関係をもって2年、常に彼女のことばかり考え、彼女に関わるものを取り入れ、彼女と共にいたいと願う… 静かで、しかし決して尽きることのない詩史への想いに自ら溺れながら、透は日々を過ごしていた。
そんな透の親友、耕二も、彼の影響を受けて年上の女性と付き合うようになる。 同世代の由利との交際を楽しみながら、35歳の人妻、喜美子との情事を味わう。 行動力に自信のある耕二は、全てうまくいくと信じていた……
池袋ウエストゲートパーク
主人公・マコトは、地元・池袋の工業高校を卒業後にプーとなり、実家の果物屋を手伝って小遣いを稼ぎながら、池袋ウエストゲートパーク(池袋西口公園)で暮らしています。
池袋のストラングラー(首絞め魔)との対決を描く「池袋ウエストゲートパーク」 池袋の2つのギャング・ボーイズの抗争を描く「サンシャイン通り内戦」などの4つの物語。
マコトはこれらのトラブルの中に入り込み、自分のセンスと行動で、それを解決していきます。
イン・ザ・プール
「いらっしゃーい」。 伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。 色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。 プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。
空中ブランコ
今回訪れるのは、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗りや先端恐怖症のやくざなど。
患者にも一癖あるこの伊良部総合病院の神経科ですが、より癖の強いのは精神科医の伊良部一郎でした。 彼は自分が空中ブランコをやるといいだすなど無茶を言って患者を困らせます。
そんな伊良部はただのトンデモ精神科医なのか、名医なのか。
町長選挙
トンデモ精神科医伊良部シリーズ待望の3作目。 本作に出てくる患者は、これまでと異なり芸能界財政界のこの人かな?というモデルがいるようで、社会風刺が特に効いている作品となっています。 表題の作品はスピード感のある展開で一気に聞いてしまうこと請け合いです。 伊良部ファンに大人気の看護婦「マユミ」も健在。
芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~
結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ“イエローハーツ”。 これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも、気がつけば30歳。
お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。 何とかして変わりたい。 そう思ったふたりは「交換日記」を始めることにした。 お互いの本音をぶつけ合うために。
天使の卵 エンジェルス・エッグ
その人の横顔はあまりにも清冽で、凛としたたたずまいに満ちていた。 19歳の予備校生の“僕”は8歳年上の精神科医に一目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない。
インディヴィジュアル・プロジェクション
舞台は、風俗最先端の街として知られた渋谷。 映写技師のオヌマは、スパイ私塾訓練生として学んでいた過去を持っていました。
暴力沙汰に関わるうち、圧縮爆破加工をされたプルトニウムをめぐるトラブルに巻き込まれた彼は、 ヤクザや旧同志との心理戦、映画フィルムをめぐる謎に直面します。
暴力、恋愛、スパイ、戦争など 様々な「非日常」に彩られ、錯乱していくオヌマの目線から見えてくる世界とは?
ニッポニアニッポン
苗字に「鴇」の字が含まれていることから、 いまや絶滅危惧種として佐渡のトキ保護センターにて飼育されているトキに興味を抱いた彼は、 次第に、トキという動物と自分自身との間に類似性を見出し、トキへの思い入れを強めていく。
絶滅がほぼ決定的となった状況のなか、「日本産のトキ」という固有種を維持しようと、 中国産のトキを利用してヒナを誕生させようとする風潮に、春生は次第に強い疑問を抱くようになる。 いまや自分こそがトキの心情を代弁し、その運命に判決を下すことのできる唯一の人間であるとすら信じるようになった春生は、 「ニッポニア・ニッポン問題の最終解決」という革命計画に生きがいを見出し、行動を始めるが・・・。
神様のカルテ
栗原一止(くりはら・いちと)は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く内科医である。 ぐるぐる回る忙しい毎日に、母校の医局から誘いの声がかかる。 大学に戻れば最先端の医療を学ぶことができる。 だが、大学病院では診てもらえない、死を前にした患者のために働く医者でありたい......。 悩む一止の背中を押してくれたのは高齢の癌患者・安曇(あずみ)さんからの思いがけない贈り物だった。
★論理と感性は相反しない
神田川(24歳、会社員)と矢野(28歳、小説家)の2人を中心に、登場人物がオーバーラップして展開していく本作は、 神田川歩美と真野秀雄のみずみずしい恋愛とその後を切々と描く「論理と感性は相反しない」のほか、 「小説」の可能性を無限に拡げる全14編を収録しています。
窓ぎわのトットちゃん
「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。
小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういった。
「そうです。私は、いい子です!」 そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。
――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ子供たちをいきいきと描いた感動の名作。
ミステリ
模倣の殺意
七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。 遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。 坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、 彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。
一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、 調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、 さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、 坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。
深追い
刑事課鑑識係として鑑識写真を焼いている三枝達哉。 彼は小学2年生の時に海で溺れ、救助に向かった大学生一人が死亡したという経験を持っていた。 それ以来、「法事」として亡くなった大学生の実家に毎年訪問している。 ある年の命日、事故の一時間前に撮影されたという写真を見て、ある疑問が浮かび上がる。 当時の事故を追う「又聞き」。
慟哭
連続する幼女誘拐事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。 若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。 こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。 新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、本格ミステリ作家として活躍する著者の鮮烈デビュー作です。
邪馬台国はどこですか?
とあるバーにあつまる3人の常連たち。 その常連たちが繰り広げる歴史検証バトルは、予想の斜め45度から切り込む、斬新なものでした。
はじめは「そんなわけないでしょう」と感じてしまう荒唐無稽な説も、 登場人物である宮田の熱い解説を聴くうちに、不思議と「本当はそうなのかもしれない」と思えてきます。
・ブッタは悟りを開いていなかった?
・聖徳太子はだれなのか?
・織田信長の死の真相は?
このような大胆な説を、史実を紐解きながらストレートに展開し、 登場人物たちの議論の様子を楽しく聴き進められる本作品は、 歴史好きの方はもちろん、歴史に詳しくない人にも気軽にお楽しみいただけます。
クリスマスのフロスト
ロンドンから70マイル離れた田舎町の警察署には、 もうすぐクリスマスだというのに、少女の失踪、銀行強盗未遂、 更には30年前の現金輸送車襲撃と、次々と事件が持ち込まれる。
続発する難事件を前に、重度の仕事中毒にして世界一下品なフロスト警部が、 部下のクライヴ刑事を振り回しながら一大奮闘を繰り広げる。
★「シャーロック・ホームズ」シリーズ
ミステリ小説好きにはたまらない、 コナン・ドイルが生みだした名探偵シャーロック・ホームズシリーズ
歴史・時代小説
海賊とよばれた男
「愚痴をやめよ。ただちに建設にかかれ」 敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐡造は、なにもかもを失い、残ったのは借金のみだった。 そのうえ石油会社大手から排斥され、売る油もない。
しかし「国岡商店」は社員をひとりたりとも馘首せず、再び立ち上がることを宣言する。 旧海軍のタンクをさらって残油を集め、石油配給公団やGHQの統制と戦いながら、鐡造は国岡商店を再興させていく。
利休にたずねよ
「侘び・寂び」の体現者として、己の信じる美を追求し続けた茶聖・千利休が最後までこだわり、守ろうとしたものとは? 歴史小説としてその生涯を紐解きながら、稀代の芸術家の心底に潜む謎を追う、全く新しい利休像を描き出す物語
天地明察
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。 ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。
江(ごう) 姫たちの戦国
女の戦は生きること。本日只今を生きること。 戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。 その波瀾の生涯。 大奥の潔い終焉を描き「篤姫」ブームを巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、江を主人公に、鮮やかに華やかに描く。
黒田如水
播州御着城城主・小寺政職の家老として仕えていた黒田官兵衛は、 中国地方の入り口である播州に迫りくる脅威に対して、小寺家がどのように対処すべきか評議していた。
安芸の地より圧力をかけてくる毛利家につくのがよいか、 それとも中国地方を目指して進んでくるはずの織田家につくかかという議論である。 黒田官兵衛は、時代の趨勢を読み、織田信長の時代がくることを予期していた。
織田家と組むために岐阜へと向かった官兵衛は、羽柴藤吉郎を仲介して織田信長と面会する。 自説を説き、思惑通りに織田信長との同盟を約して帰った官兵衛であったが、 その後、彼に待ち受けていたのは、敵も味方も入り乱れる戦乱と裏切り、そして幽閉の日々であった。 果たして、黒田官兵衛はこの戦乱の世を乗り切ることができるのか――
一路
父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部に帰参した小野寺一路、十九歳。 初めて訪れた故郷で、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。 御役目に不手際があれば家名断絶と追い詰められる一路だったが、 父からは何ひとつ申し送りを受けていなかったから、さあ大変! 焼け跡から見つかった家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、古式に則った参勤交代を再現させると心に決める。
だが、その前途には幾多の試練が待っていた――。
知識も経験もない若者は、無事大役を果たすことができるのか!
算法少女
父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘・あきは、 ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つける。
その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、 あきを姫君の算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。 上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、 あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。 はたしてその結果は…。
名作文学
★蟹工船
蟹工船は「工船」であって「航船」ではありません。 様々な法律の対象から外れているこの船の上では、 貧困のために出稼ぎに出てきた多くの労働者たちが、資本側の論理によって 非人道的に酷使されるという状況が起こっていました。
情け知らずの監督・浅川のもとで劣悪な環境で働かされる労働者たちは、 暴力・虐待・過労や病気で次々と倒れてゆきます。
当初は無自覚だった労働者たちも、 やがて権利意識に覚醒し、指導者のもとストライキ闘争を断行。 スト指導者たちは逮捕され、最初のストライキは失敗に終わるものの、 労働者たちはさらに作戦を練り直し、再度のストライキに踏み切ります。
★人間失格
主人公である「自分」は人と違う感覚を持っており、 本当の自分を他人に見せることができないまま、幼年期から青年期へと歳を重ねていきます。
多くの女性と関係をもち、酒、煙草、さらには薬物へと手を伸ばした「自分」は、 次第に混乱し、人としての道を踏み外していき・・・
★坊ちゃん
子供のころから無鉄砲な坊っちゃんが四国の旧制中学校に数学の教師として赴任します。着任早々、校長には狸、教頭には赤シャツ、画学の教師には野だいこ、英語の教師にはうらなり、数学の主任教師には山嵐と勝手にあだ名をつけ大騒動を繰り広げます。
★こころ
鎌倉の避暑地で一人過ごしていた「私」は、 同じく東京から来ている「先生」に出会い、交流を深めていきます。
東京に戻ってからも、世間の目につかぬようひっそりと暮らす先生の過去に興味を示す私と、 たびたび寂しげな表情を浮かべて、世間と、そして私との隔たりを感じさせる先生との交流は続きます。 しかし先生は、私にも、奥さんにも、決してその過去を話そうとはしないのでした。
そして、地元に帰っていた私のもとに、先生から長い長い手紙が届きます。
★門
平穏な日常を仲睦まじく淡々と重ねる夫婦の生活と、その奥に秘められた暗い過去の罪悪感と不安の日々。親友であった安井を裏切って、彼の内縁の妻であった御米を奪い結婚した宗助。 「山の中にいる心を抱いて、都会に住んでいた」とあるように、彼らはその罪悪感ゆえ、社会から切り離された二人だけの世界にこもり続けていた。しかしある時、思いがけず知ることになったかつての親友、安井の消息に宗助の心は激しく乱れてしまう。 恐怖、そして蘇ってくる重い罪の心。悩み苦しむ宗助は、心の動揺や不安から逃れたい一心で、妻の御米に内緒で禅寺の「門」をくぐる。 しかしそこには解答も救済もなかった…。
海外文学
戦場のコックたち
一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、 不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体… 誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。 彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く。
★変身
ある朝夢から目覚めると、毒虫になっていた。
突然虫になってしまった男と、その家族の生活という日常。 あまりにも非日常的な出来事には、説明も何もない。 ただ、【突然虫になってしまった】事実があるのみである。
「この子は虫じゃない。私達の家族だもの。」
そんなこと、現実では有り得ない。 目の前に居るのは、どう見ても毒虫である。 ただ、それだけ。
家族を養えず、母親を気絶させ、下宿人を追い出そうとする、 そんな虫が、家族である訳がない――。
★ジキル博士とハイド氏の怪事件
医学・法学博士号を持つジキル博士と醜男ハイド氏の異常な関係
弁護士のアッタスンはある日、友人であるエンフィールドから先日あった暴行事件の話を聞かされます。彼の話によれば、ある晩道を歩いていたら小柄な男と女の子がぶつかる現場を目撃したらしいのです。しかし、ぶつかった直後男は女の子を踏みつけ去っていったとのことでした。エンフィールドは「人間の仕業ではない」と言い、その男を捕まえて女の子の家族の代わりに男と話をして慰謝料をもらいました。アッタスン弁護士はこの話を聞いて、その小柄な男とは自分の知っているエドワード・ハイドであると気づくのです。この事件の真相はいかなるものなのか!? 「二重人格」を題材にした英文学の古典。
★若草物語
『若草物語』は、父を戦地におくりだし、貧しい生活の中、母のもとで暮らす四人姉妹の成長の物語です。さまざまなことを体験しながら、それぞれ性格の異なる彼女たちは、ときには失敗したり、ときには大ゲンカしたり、人生に翻弄されながらも、多くの試練にたちむかい成長していきます。
★デルトラ・クエスト
デルトラを守っていた7つの宝石が、影の大王に奪われた! 果たして少年リーフは、魔境に隠された7つの宝石を見つけ出し、見事デルトラを救うことができるのか・・・
リーフたちの冒険が、いま始まる!
SF
星を継ぐもの
月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。 綿密な調査の結果、この死体はなんと死後五万年を経過していることが判明する。 果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。 ハードSFの新星が一世を風靡したデビュー作。
児童文学
ハッピーバースデー
「ああ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなあ。」
親から愛を受けずに育ってきたあすかは、ある日、突然声を失います。 そんな娘の異変にも気づかない母・静代は、優等生の兄・直人にすべての愛情を 注ぎ、あすかに容赦のない言葉を浴びせます。
「生まれてこなきゃよかった・・・」
死を意識し、心を閉ざすあすか。 しかし、そんなあすかを救ったのは、事情を知った直人でした。
直人はあすかを母親の手から逃し、田舎の祖父母へ預けます。 あすかは、自然に囲まれた環境で祖父母の深い愛につつまれ、すこしずつ心を取 り戻していきます。
思い出のマーニー
田舎町の老夫婦のもとへとあずけられたアンナ。 いつもひとりぼっちで遊んでいたアンナでしたが、 ある日の夜ボートに乗ってあらわれた不思議な少女マーニーと出会い、二人は親友になります。 しかし、村人は誰もマーニーのことを知らないのでした――。
山賊のむすめローニャ
落雷でまっぷたつになった古城に、2組の山賊が住んでいました。 片方の首領にはひとり娘のローニャが、もう一方にはひとり息子のビルクがいました。 仲よくなった2人は、争ってばかりいる親たちを仲直りさせようとしますが…。 北国の自然を背景に親と子、少年と少女の愛情を描いた物語です。
冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間
町ネズミのガンバとマンプクが知り合った海の仲間たち。 大ケガをおった島ネズミの忠太との出会いによって、イタチのノロイとの戦いが始まります。
ホビットの冒険
のどかに暮らしていたホビット小人のビルボ・バギンズは、 ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、 竜に奪われた宝を取りかえしに冒険の旅へ出ます。
ビルボは、旅の途中でひろった魔法の指輪の力を借りながら、 数々の試練を乗りこえていきます。
★星の王子さま
飛行機がパンクして、サハラ砂漠にひとりぼっちだったぼく。 「ね・・・・・・ヒツジの絵をかいて!」 小さな声が聞こえて目を開けると、とてもようすのかわったぼっちゃんが ぼくを見つめいていた。 それが、ぼくと王子さまの出会いでした。
おわりに
ええと、これまとめるの、めちゃめちゃ大変だったんですけど、数えると50作ちょっとしかないですね…。SFなんて1作だけだし。
もっと増えて欲しいなあ。
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