公布70年憲法を考える(上)世界の動向踏まえ議論を
護憲・改憲の二分法越えよ 待鳥聡史 京都大学教授

2016/10/19付
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日本経済新聞 朝刊
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 日本国憲法は、今年で公布から70年という節目の年に達している。既に「不磨の大典」とうたわれた大日本帝国憲法(明治憲法)をはるかに超える年数にわたって、一切の改正がなされないまま存続していることになる。

 他方で、今年7月の参議院選挙では、憲法改正に積極的とされる政党が3分の2以上の勢力を確保し、両院で憲法改正発議に必要とされるラインを上回った。日本経済新聞など各メディアの世論調査では、安倍政権下で…

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