イエローです。
ぼくはバドミントンで生きていきたいと思っています。
ところで、このブログのタイトルは「ペンと羽根と、ペンライト」です。
- ペン…オピニオン記事
- 羽根…バドミントンのこと
- ペンライト…趣味のこと
「アニメとかライブなんかにうつつを抜かす暇があったら、本業のバドミントンやれよ!」と突っ込む人が一定数いてるんですけれど、その指摘は的はずれなんですよねー。
ペンも、羽根も、ペンライトも、ぼくという人間を形成する上で欠かせない要素です。
アニメ「なんか」とか言うな
まず「アニメなんか」って言い回しが聞き捨てならない。お前は何もわかっていない。
アニメはぼくにたくさんの出会いをくれました。
様々な「作品」と出会うことができた
『PSYCHO-PASS』『楽園追放』『電脳コイル』などは、数年後から数十年後の未来の世界を描いて見せてくれた。若い私には想像を掻き立ててくれました。アニメは未来を描いてくれます。
『電脳コイル』で使われていた「メガネ型ウェアラブル端末」は、Googleが開発をしており、数年以内には間違いなく実用化されます。そしてポケモンGOのような「拡張現実(AR)」の世界は、すでに『電脳コイル』の世界で表現されています。
- 人工知能を搭載したロボットが自我を持ったらどうなるでしょう?
- あなたはそれを「人間」と認めることができますか?
『楽園追放』はそんなことを考えさせてくれます。あとアンジェラがかわいい(自重しろ
『魔法少女まどか☆マギカ』は文化庁のメディア芸術祭の大賞受賞作品となりました。間違いなく2010年代を代表するアニメの金字塔です。質の高いアニメは「芸術」なんですよ。あなたにわかりますか?
『リトルバスターズ!』『たまこラブストーリー』『TARI TARI』などは、見るものの心の琴線に触れる作品になっています。なんど見ても心が洗われる。心の清涼剤です。
『ベイビーステップ』を読めば、バドミントン強くなるために必要なことのヒントがとことんまで盛り込まれている。
これらの作品群は、私という人間を形成する上で、ショーペンハウアー、ゲーテ、J.S.ミルのような古典と同じぐらい大事なはたらきがありました。
様々な「人」と出会うことができた
それは、声優さん、アニソンシンガー、有名クリエイターなど様々です。
そこには、夢に向かって突き進む人たちがいた
豊崎愛生さんをはじめとするスフィアの4人は、自分たちの叶えたいことを貫いて今日に至っています。ClariSだってそうで、最初は中学1年生の頃に「歌ってみた」を投稿していた趣味のレベルから今日に至っていますが、クララは昔からの夢として歌手になることを掲げていました。
また、南にこさんは、ぼくと同じく「スフィア」というユニットをずっと追いかけてきたのだそうです。彼女はスフィアに憧れて夢を追い続けてきたのだといいます。夢をかなえるに至るまで、どれだけ大変な思いをしたか、はかりしれません。
同じスフィアのファンが、スフィアに憧れて、同じステージに立つことを目指して、ついにそれを叶えた!!すごいよね!!!
ああ!やっと夢が叶うんだな…長かったなあ!って
しみじみ思いました。
そして今まであったすべてのことを
思い出しました。
100以上受けて落ちたオーディション
テレビの前で声真似をしてたこと
ラジオを聞いて台本を作って1人で練習してたこと
スフィアさんのメンバーになりきって踊ったこと
スフィアさんの雑誌の切り抜きをみてポーズを練習してたこと
芸能の仕事がしたくて親ともめたこと
同期がみんな諦めてったこと
お前はもう無理だって諦めろって言われたこと
6年間凝縮された濃い思い出が一気に思い出されて
勝手に涙が出てきました。
やめなくてよかった。
諦めないでよかった。
「諦めなければ必ず夢は叶う」という命題は真ではないかもしれないけれど、
「夢を叶えた人は、夢を諦めなかった人だ」という命題は真です。
高校生でもわかる簡単な集合で表現してみます。
夢を叶えたければ、諦めるな。
その大切さを教えてくれたのは、ぼくが追い続けてきた人でした。
すごいすごいってはしゃぐ高垣さん、
— 南にこ@Asterisk☆*。 (@minami_nico28) 2016年10月14日
泣かないでっていっぱい慰めてくれた豊崎さん、
えーーーって驚く戸松さん、
そして
小学生くらいから応援してくれたよね!今何歳になったの?って嬉しそうに聞いてくれた寿さん。
やっとこの日が来たんだって
信じて頑張ってきてよかったって思いました。
学びがあった(ファンビジネスと、セルフブランディング)
学んだのは、「夢を諦めない」ということだけではありません。
ファンビジネスとセルフブランディングについても、豊崎愛生さんをはじめとするスフィアの人たちから学びました。
言ってしまえば、ぼくは今まで挙げたような趣味に、かなり時間とお金を使っています。だからこそ「どうすれば人は耳を傾けてくれるか?」「どんなときにお金を使いたくなるか」がよくわかります。
普段きつ~く結ばれている財布の紐が、どんなときに緩むのだろう?それを心得ています。そのせいで貯金がほとんどないんだけd(殴
ここで学んだことって、これからバドミントンで生きていくときに必ず役に立ちます。
うわっ…おまえの視界、狭すぎ…?
視界は常に広く持ちましょう。
そもそも「役に立つからやる」という発想が短絡的すぎる
ここまでは「アニメからだって学べることがある(役に立つ)」ということを言ってきた。しかし、そもそも「役に立つからやる」という発想が短絡的すぎるということを指摘させてほしい。精神的近眼はバカの証明。
先日ノーベル賞を受賞された方が「基礎研究の予算が削られていることを憂う」という旨ことを陳述していましたよね。何に役立つかわからない基礎研究よりも、短時間ですぐに役立つものばかりに投資していると、長期的に日本の科学研究の発展が見込めない。というわけです。
ぼくの大学のとある教授が、「すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる」と言っていました。金言だと思います。焼畑農法はいずれ限界が来る。果実がほしければ時間をかけて木を育て、野を耕せ。
- そもそも、何が役に立って、何が役に立たないかなんて、未来のことはわからない。
- また、同一の事象でも、観察者によって引き出す結論や教訓は異なるものだ。
→ならば、自分のエネルギーとお金と時間を注げるものに、とことんまで注げばいい。
生産的でないことに時間とお金を使って、何がいけないの?
「役に立つから」という理由だけで取り組むのは、生産性を重視する資本主義道徳の刷り込みでしょ。ぼくはそういうの、大嫌いなので^^
心にゆとりを。
目一杯、回り道をしようぜ。
そのほうが、おもしろい。
ぼくにとって趣味とはそういうものです。
きょうの ぼうけんは ここまで
イエローでした~