連載
» 2016年10月19日 05時00分 UPDATE

運用:容量無制限のクラウドストレージ「Amazon Drive」を使い倒す (1/3)

Amazonが提供するクラウドストレージ「Amazon Drive」の容量無制限プランが開始された。Webブラウザや専用アプリでファイルのアップロードやダウンロードが可能だ。加えて、サードパーティー製アプリを使えばネットワークドライブとして利用することもできる。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
「運用」のインデックス

連載目次

 2016年7月にAmazonが日本国内(Amazon.co.jp)で「Amazon Drive」(以前は「Amazon Cloud Drive」と呼ばれていたサービス)の容量無制限プランを開始した。すでに米国(Amazon.com)ではAmazon Drive Unlimited Everything(無制限ストレージ)を開始しており、Amazon.comにアカウントを作成すれば誰でも利用できた(後述のAmazon Driveアプリが通常の設定では利用できないなど、一部に制限がある。また利用規約によると、Amazon.comのAmazon Driveは米国内からの利用を前提としており、他の地域からの利用については制限されることがあるとされている)。

 利用価格は、1年間で1万3800円、1カ月当たりに直すと1150円(税込み)である(1年単位の契約となる)。Amazon.comのAmazon Drive Unlimited Everythingが1年間で59.99ドルなので、日本国内向けのサービスは約2倍の価格に設定されていることになるが、それでもクラウドストレージが容量無制限で利用できることを考えると安価といえるだろう。また、原稿執筆時点では、3カ月の無料体験が可能になっているので、速度などの使い勝手などを試してみるのもよい。

Amazon.co.jpの「Amazon Drive」案内画面 Amazon.co.jpの「Amazon Drive」案内画面
Amazon.co.jpの「Amazon Drive」ページを開くと、容量無制限のストレージの案内が掲載されている。原稿執筆時点では、、3カ月の無料体験が可能になっている。
  (1)「3カ月の無料体験に登録する」をクリックして、必要事項を登録すると、容量無制限クラウドストレージが利用可能になる。

 そこで本稿では、このAmazon Driveの使い方などを紹介しつつ、どのように活用できるのか探ってみる。

Amazon Driveを申し込む

 Amazon Driveを申し込むには、Webブラウザで以下のリンクを開き、「3か月の無料体験に登録する」をクリックし、Amazonアカウントでサインインする。または、新たにアカウントを作成して、住所や電話番号、クレジットカード情報の入力を行い、[確定]ボタンをクリックすると、Amazon Driveが利用可能になる。

 申し込みに際してクレジットカード情報の入力が必要で、試用期間を過ぎると自動で課金される点に注意していただきたい。

Amazon Driveの申し込みフォーム画面 Amazon Driveの申し込みフォーム画面
Unlimitedストレージの無料体験に登録するには、クレジットカード情報の入力が必須となっている。また請求項目の入力も必要だ。
  (1)クレジットカード情報の入力が必要になり、無料期間が終了すると自動的に課金されるので注意が必要だ。

 これだけでWebブラウザを使ってAmazon Driveの利用が可能になる。

Amazon DriveをWebブラウザで使う

 以下のURLをWebブラウザで開き、「Unlimitedストレージ」の下の「3か月の無料体験に登録する」をクリックして、すでにAmazon Driveの利用を登録したメールアドレスとパスワードを入力してサインインするか、amazon.co.jpでサインイン後に以下のURLをWebブラウザで開いて「アカウントへの移動」をクリックすると、ユーザーのAmazon Driveが開く。

 [アップロード]アイコンをクリックすると、[ファイルの選択]ダイアログが開くので、アップロードしたいファイルを選択([Ctrl]キーや[Shift]キーを使って複数のファイルを選択することも可能)し、[開く]ボタンを押せば、ファイルのアップロードが開始される。

WebブラウザでAmazon Driveにファイルをアップロードする WebブラウザでAmazon Driveにファイルをアップロードする
Amazon Driveにファイルをアップロードするには、[アップロード]アイコンをクリックしてファイルを選択するか、ファイルをウィンドウ内にドラッグ&ドロップすればよい。
  (1)[アップロード]アイコンをクリックしてファイルを選択する。
  (2)ファイルをウィンドウ内にドラッグ&ドロップする。

 Amazon Drive側の保存先となるフォルダを選択すると(新規にフォルダを作成後にそれを選択することも可能)、ファイルのアップロードが開始される。ただし、Webブラウザ経由の場合、2GB以上のファイルをアップロードできないので注意したい。2GB以上のファイルをアップロードする場合は、後述のAmazon Driveデスクトップアプリを利用する必要がある。

       1|2|3 次のページへ

Copyright© 1999-2016 Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

@IT Special

- PR -

TechTargetジャパン

素材感が溢れるツートンカラーの「VAIO C15」、プレゼント!

この記事に関連するホワイトペーパー

編集部からのお知らせ

@IT編集部では、編集記者を募集しています。ご興味のある方は奮ってご応募ください。

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。