フィリピンのドゥテルテ大統領が18日夜、中国公式訪問のため、北京に到着した。経済関係強化を主眼にした今回の訪問にはフィリピンの大企業経営者ら約400人が同行。ドゥテルテ氏は20日に習近平(シーチンピン)国家主席らと会談する予定だ。
訪中団にはフィリピン航空などを傘下にもつ中華系財閥やビール大手サンミゲルなどの大企業トップがそろうという。中国の支援によるマニラ首都圏などでの鉄道建設計画も浮上している。中国の王毅(ワンイー)外相は18日昼の記者会見で「歴史的な訪問で中比関係の新たな起点となる」と述べた。
一方、ドゥテルテ氏が米国に悪態をつき、対中重視の姿勢を示す中で、フィリピンの調査機関が日米中豪など7カ国・地域に対するフィリピン人の信頼度調査を同日発表。
9月に18歳以上の1200人に対面調査し、「とても信頼している」と答えた割合から、「ほとんど信頼していない」割合をひいた指数は、米国が66で最高、中国はマイナス33で最下位だった。(鈴木暁子、北京=西村大輔)
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朝日新聞国際報道部