来年の春闘 連合が2%程度基準に賃上げ要求へ

来年の春闘 連合が2%程度基準に賃上げ要求へ
k10010734541_201610190501_201610190504.mp4
連合は、来年の春闘で、ことしに続いて賃金の底上げと格差是正を重要な課題としたうえで、2%程度を基準に賃上げの要求を掲げる方針を固めました。
連合の関係者によりますと、連合は、今の経済情勢について「先行きの不透明度は増している」としながらも、個人消費が回復しなければ経済の好循環は実現できないとして、来年の春闘で、従業員全体の基本給などを引き上げる「ベースアップ」に相当する賃上げの要求を4年連続で掲げる方針を固めました。

要求の水準は、「定期昇給」分に加えて2%程度を基準とする方針です。また、ことしに続き、中小企業や非正規で働く人の賃金の底上げと、格差是正を重要な課題と位置づけ、企業内の最低賃金の設定や水準の引き上げを求めるとしています。

連合は、20日開く中央執行委員会でこの春闘の基本構想について議論し、来月末に最終的な方針を決定することにしています。