米FDA、幼児用ホメオパシー薬が原因で10人が死亡したとして調査に乗り出す 40
ストーリー by hylom
あれは宗教ですから 部門より
あれは宗教ですから 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米ハイランド社が製造・販売する、歯の生え始めの痛みを和らげるとする幼児向けホメオパシー薬が原因で過去6年間に10人が死亡、400人が昏睡状態や嘔吐などの健康被害を受けた可能性があるとして、米食品医薬品局 (FDA) が利用中止と廃棄を勧告、調査に乗り出した(東京新聞、産経新聞)。
ホメオパシーでは、「レメディー」と呼ばれる極めて薄く希釈した薬が用いられる。レメディーは薄すぎて何の効果もないと言われているが、しかし逆に薬自体が被害を与えることもないと考えられていた。しかし問題の薬はナス科植物で強い毒性を持つ「ベラドンナ」の成分が含まれていたそうで、これが被害の原因となった可能性が指摘されている。
ハイランド社は「現時点で商品と健康被害を関連付ける医学的、統計的な証拠は示されていない」と反論している。なお、同社の製品は日本でも「Teething Gel」(生歯ジェル)としてネット販売などで出回っているという。もし該当商品を見かけたら注意されたし。
ノセボ? (スコア:2)
偽薬でも副作用はある。
元々「毒」を薄めたと言うことが意識として強いとそうなるのか?
それとも、単に薄め足りなかったのか?
普通ホメって30C(100杯希釈を30回、すなわち10^60倍希釈)くらいですがどれくらいの希釈だったんだろう。
Re:ノセボ? (スコア:2)
http://arstechnica.com/science/2016/10/fda-homeopathic-teething-gels-m... [arstechnica.com]
> Upon investigation, they found that the products weren’t diluted properly and some contained unsafe levels of belladonna, also known as deadly nightshade.
FDAの調査によれば製品は充分に薄めておらず危険なレベルのベラドンナが残っていた、ということらしいです。
Re:ノセボ? (スコア:2)
確かに、希釈するスキルがなかったようなことが書かれてますね。
てか、薄めるだけだろ!スキルが必要なのかってところがちょっと驚き。
攪拌機を持ってなかったてこと?
Re: (スコア:0)
副作用っちゅーか、正しい治療をしなかったせいで起きた健康被害、ってのも莫大じゃないかねぇ?
毒蛇に咬まれたのに、しょんべんかければ治ると主張し実践したら死ぬわけで。
Re: (スコア:0)
最近の週刊誌が、やたらと手術否定みたいな記事だしてますね。
ガンモドキとか。
ああいうのは医療費削減のプロパガンダなんだろか。
Re: (スコア:0)
有効成分(?!)以外の可能性もありそう? ジェルの原材料とか。
石鹸の原料に使われていた小麦で使用者が小麦アレルギーになったってな事件 [wikipedia.org]もあったし。
Re: (スコア:0)
対象が幼児なのでノセボの可能性は低いかと。
SPAMで買うような怪しい漢方薬(痩せ薬等)などでも同じかと思いますが、販売者のほうはレメディ/漢方薬が効かないことがわかっているので効果の強い薬草/薬品類を入れて「よく効く」との評判を取りたい=たくさん売りたいのでしょう。
# 知らぬは利用者ばかりなり
Re:ノセボ? (スコア:2)
ノセボではないっぽいですね。希釈が十分でなかったとFDAがみているようです。
ちなみに、子供や動物がホメで効いたってやつは、大抵が信じている飼い主の観察バイアスだと思う。
Re: (スコア:0)
前にも何度か貼ってますが…
インドで起きたホメオパシー製品による死亡事故:
http://transact.seesaa.net/article/159074533.html [seesaa.net]
「ただの水や砂糖玉」ではないホメオパシーレメディ:
http://transact.seesaa.net/article/162555738.html [seesaa.net]
普通の食品程度には問題が起きるホメオパシーレメディ:
http://transact.seesaa.net/article/159071823.html [seesaa.net]
普通に考えれば、希釈詐欺だが...:
Re: (スコア:0)
普通の食品程度の問題って変な言い方w
そらまあ、河豚の肝だって、食品と言い張ることも出来るが・・・
Re: (スコア:0)
薬A:単体では適切な量以下でも悪影響を及ぼす。
薬B:適切な量がないと効果が無い。薬Aと組み合わせる必要がある。
薬Aと薬Bの混合薬を薄めたらどうなるかな?
# 10倍希釈のカルピスウォーターみたいなものか。
事実がどうかは調べりゃわかることだろうけど (スコア:1)
それはそうと、
> 医学的、統計的な証拠は示されていない
それはギャグで言ってるのか。
Re: (スコア:0)
米ハ社「うちの薬は健康被害を起こす成分を一切使ってない安全な薬です。」
記 者「病気の原因となる成分は一切使ってないと?」
米ハ社「医学的、統計的に害のない成分ばかりです。」
記 者「ところでホメオパシーってなんでしたっけ?」
米ハ社「病気の原因となる物質を使ってだな…」
記 者「でも病気の原因となるような物質は使ってないんですよね?」
米ハ社「あれ?」
#ギャグですね
医学的証拠ねぇ (スコア:1)
人畜無害 (スコア:1)
文字通り、毒にも薬にもならないのがホメオパシーのいいところじゃないのか?(笑
Re: (スコア:0)
まっとうな療法を使えば治るはずの人が治らないことになるので…
Re: (スコア:0)
バカは死ななきゃ治らないというから、バカが治るんじゃないの?
Re: (スコア:0)
「死んでも治らない」とも言うからなあ
#治るんじゃなくて対応しなくて済むようになるだけじゃないかな
「ベラドンナ」といえば (スコア:0)
マスター・キートンしか思い出さないなー
>「ベラドンナ?」「『ハムレット』で彼の父親の毒殺に使われた毒草です。毒の主成分はアトロピン、その致死量はわずか0.1g。」――ユージン・ハート&平賀=キートン・太一(第六巻「禁断の実」より)
毒素はアトロピンなんだな、神経ガス吸ったらベラドンナ食べたら助かるかも(まあ、経口摂取じゃ間に合わないだろうけど…)
Re:「ベラドンナ」といえば (スコア:1)
毒素はアトロピンなんだな、神経ガス吸ったらベラドンナ食べたら助かるかも(まあ、経口摂取じゃ間に合わないだろうけど…)
???「皮膚が硬くて針が刺さらないって、口からなんかヘンなの飲まされたんですけど」
# もう一度観に行くかなあ…
Re: (スコア:0)
自分はシャーロックホームズを思い出した
瀕死の探偵だったな
仮病の小道具
Re: (スコア:0)
ベラドンナではぴんと来なくても、ハシリドコロなら陰陽師とか日本の怪しい人の使う薬だと思い至ります。
Re:「ベラドンナ」といえば (スコア:2)
放っておけば? (スコア:0)
そのままにしておけば、ホメオパシー信者は子孫を残す機会を自ら減らし、そのうち淘汰されていなくなるのではないか。
ミームというものが本当に働くのかの検証材料になるな。
Re:放っておけば? (スコア:1)
あなたの主張もある程度理解できますが、以下の点で偽医療を放っておくのは、問題があるか後々大きな問題になる可能性があります
1. 伝染性の疾患 -> 信者が適切な治療を受けずパンデミック
2. 判断能力の無い乳幼児 -> バカの子孫はまとめて滅びろというのは、さすがに現代に倫理には反すると思われます
3. 近親者が信者になる -> 個人の問題だけど、さすがに死んでしまえとは言えないのので、、、、、
大事になる前に阻止しておいた方が、やっぱり良いと思います
Re: (スコア:0)
今回のは、幼児用の薬だものね。
ホメやってるからってちゃんとした医療を受けなかった可能性も含めて、虐待ですわなあ。
Re: (スコア:0)
他から独立した彼らだけのコミュニティー内で暮らしてもらうってのはどうだろうか。
倫理というのはコミュニティ内の合意で形成されていくもので、彼らのコミュニティーが作る倫理にとっては
今回の件も問題にならないんじゃないの。
Re: (スコア:0)
ホメオパシーを日本でよく聞くようになったのはここ数年の印象だけど、
歴史の浅いものではなく、発祥からはすでに数百年経ってる。
今さら自然淘汰されるとは考えるのは甘いでしょう。
Re: (スコア:0)
つ #3099107 [srad.jp]
Re: (スコア:0)
ホメオパシー教徒が遺伝あるいは家庭内の教育だけで増えているのなら、
こんなに大量に沸いてるわけがない、と考えてみると、
遺伝的に淘汰するのは無意味か効果が薄いだろうと思うんだけど。
Re: (スコア:0)
昔は十字軍や魔女狩りなど残虐非道の限りを尽くしていたキリスト教が徐々におとなしくなっていったように、
死を招く要素がそぎ落とされて人畜無害に変化していくんだよ。
Re: (スコア:0)
信者の「患者」が淘汰されても、「元締め」は淘汰されないんだろう。
自分が病気になれば、病院行く。
「医者だって病気になれば他の医者に診てもらうだろ!」と開き直って。
Re: (スコア:0)
「いざとなれば医者にかかるホメオパシー論者」ばかりになるなら、問題は起きなくてそれでいいじゃないか。
Re: (スコア:0)
いかがわしい宗教ミーム [wikipedia.org]にはたいがいウイルス並みに強力な自己増殖プログラムが組み込まれていて
それらは布教や折伏や勧誘といった宗教的な義務遂行の形で発現し、どんどん感染者を増やしていきます。
その増殖速度は、致死的で有害なミーム(ホメオパシーによる死亡を含みます)による淘汰が働く時間オーダーよりも素早いので
なかなかやつらは絶滅しません。
教育で寛解を目指すのがよいと思います。
ホメオパシーなんだから (スコア:0)
毒が含まれてたと言っても非常に微量のはずなんだよなあ。
もしかして患者が、早く治そうとして規定量よりガッツリ摂取したとか。
まあ医学的じゃないんだから、安全に薄めてすらいなかったことも考えられるけど。
そもそもがこの人達、効果があるとしたらしたで、「なあにかえって免疫になる」と傷んだ食い物食べるようなマネをどうしてするんだろう。
それで本当に治るんならそれもいいけどさ。
最終戦争後の汚染された世界に適応する訓練かな。
ぶらぶら体操 (スコア:0)
ぶらぶら体操なんて訴訟の真っ最中でも平然と
「副作用なんてありません」
と言い切ってたからなあ
毒素を希釈すればいいなら
現代人なんてものすごく希釈されたダイオキシン類、放射性物質、水銀を日々摂取しているので
その効果が出ていなければおかしい
と言うか
ホメオパシー信者が薄めてる毒物程度ではダイオキシンの毒性に隠れて効果確認できるわけがないよね
Re:ぶらぶら体操 (スコア:1)
誤:ぶらぶら体操
正:ずんずん運動
でしょうか?グーグル先生で調べただけですが。
Re: (スコア:0)
こういうのも話はある。
野菜が体によい本当の理由 微量毒素の効用
もっと前には「野菜の抗癌作用は期待薄」って記事が載ったこともあるけど。
Re: (スコア:0)
リンクミスでした。
野菜が体によい本当の理由 微量毒素の効用 [nikkei-science.com]
Re: (スコア:0)
さよう。直ちに(省略っていうか忘れた)