ナスをいろいろアレンジ!ストックレシピのご紹介
「秋茄子は嫁に食わすな」
こんばんは。りんです。
こんなことわざがありますけど(笑)
秋ナスはおいしいので、他家から嫁いできたよそものに食わしてはいけないという、姑の嫁に対する意地悪、何ともひどい言葉です。
他にも解釈があって、ナスは体を冷やす効果があることや種が少ないという意味で、子宝に恵まれないから食わしてはいけない。
ほんとうは嫁に対して、愛情があるのに、うまく伝えられない、へそまがりなお姑さんのきもちを表しているのでしょうか(笑)
秋ナスはほっそりとしていて、皮がやわらかくて、種が少なく、おいしいといわれています。
夏に引き続き、ナスがよく出回っています。冷蔵庫で保存すると1週間ほどもつので、すぐに調理しないといけないというわけでもないと思いますが、日を追うごとに味が落ちてくるので、早めにいただいたほうがいいですね。
今回は週末にナスの保存料理をつくりました。他にもいろいろしましたが、追々、記事にしていこうと思います。
一応、写真では5本なのですが、じつは8本ほど使ったと思います。ナスをならべてみて、5本がうつくしかったからです(笑)
すべて調味料の配分はおばあちゃんのレシピノートからです。
ではご紹介させてください。
ナスの下ごしらえ:アク抜きとナスの切り方
ナスをいろいろな形に切ります。そして水に浸して、アク抜きをします。最低でも10分は必要です。切りながらボウルの水に浸けていったので、正直20分くらい水に浸かっていたのもあります(笑)
左上は、ナスを縦に半分に切って、半月切りや薄く斜めに切ったものです。和え物や浅漬けなどに適しています。
右上は、ナスを縦に半分に切って、くし切りにしています。そして水に浸しながら、1本ずつ取り出して、皮をむきました。
左下が、皮をむいたものです。ナスは変色しやすいので、むいたらすぐ水に浸します。
右下は、いちばん用途の多い、乱切りです。揚げなすや炒めもの、すべてに使える万能な切り方です。
半月切りや斜め薄切りのナスの和え物のレシピ
ほんとうに塩は万能な調味料です。塩をふることによって、菌やカビによって腐敗するのを防ぐことができるんですから、すごいですよね。
ナス1本に塩を小さじ1/2をふって、塩もみをします。
そこに薬味と調味料を加えます。
- 青ネギ
- ショウガ
- 白ごま
- ごま油 小さじ1/2
- 醤油 小さじ1/2
よく混ぜ合わせます。できあがり。
くし切りにして皮をむいたナスの料理のレシピ
下ごしらえと冷凍保存
ナスをお湯でゆでます。酢を小さじ1入れて、4分ほど茹でてください。
ざるにあげて、氷水につけます。色がとても鮮やかになります。
すぐ使わないのであれば、ジップロックに入れて冷凍保存をします。保存期間は1か月です。
ゆでナスの田楽みそ和えのレシピ
田楽みそを作ります。
- 白みそ 大さじ4
- 卵の黄身 1つ
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- だし汁 大さじ4
これらを鍋にいれて、弱火で練っていきます。とろみがでてきたら完成です。
コンテナーに入れて、冷蔵保存です。ガラスのコンテナーだとちょっとおしゃれですね。ジップロックコンテナーで十分ですけど(笑)
ナスのマリネ
うすく味をつけておくと数日間もちます。かなりうすいので、いただくときは、だし醤油やポン酢、薬味など加えて召し上がってください。
- 塩 小さじ1
- 醤油 小さじ1/2弱
- 酢 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
冷やしたナスもおいしいです。
ナスの皮の料理レシピ
下ごしらえ
ナスの皮を千切りにします。水に十分浸します。
ナスの皮をむいて調理をするようになったのには、理由があります。
じつは焼きナスを作るのがすごく苦手なのです。オーブントースターでナスを焼いて、皮をむいて作る料理です。オーブントースターってぜったいにサーモスタット機能がついていますよね。何度も加熱をとめられて、作業がスムーズに進まないのが嫌なのです。
それに焼けたナスを水に浸してむくと、うま味が逃げるので、熱いうちにむいたほうがよいのですが、火傷にちかい状態になったりします。焼きナスはおいしいんですけどね。
また皮のついたままナスをゆでると、紫の部分の色がぬけて、おいしくなさそうじゃないですか?
わたしが下手くそなのかもしれません。色が抜けないように、きれいにゆでナスを作ることができる方、ぜひやり方を教えてください。
こういうわけで、ナスの皮をむくようになったのです。それにエコですよ。焼きナスだと皮をむいたら、捨ててしまうでしょう。これだと、ナスをまるごと使うことができます。焼きナスの場合だけですが(笑)
で、話は戻りますが、千切りしたナスの皮を調理します。2種類ご紹介させてください。
ナスの皮入り豚の生姜焼きのレシピ
ナスの皮の千切りとショウガの千切り、豚肉薄切りを用意します。
豚肉には下味をつけます。
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ1
- だし汁 大さじ1/2
豚肉を炒めます。注意点ですが、豚肉に下味をつけたものを熱したフライパンに入れるのですが、残った下味用の調味料は加えないでください。もったいなくてつい加えたくなるのですが、我慢です(笑)
豚肉に火が通ったら、フライパンから取りだします。
そしてナスの千切りとショウガを強火でさっと炒めて、火が通ったら、弱火にして肉を加えて、味をなじませます。塩味が足りない場合は加えます。
ナスの皮入り豚の生姜焼きの出来上がりです。ナスの皮は歯ごたえがあってよく合います。
ナスと豚ひき肉の香味炒めのレシピ
豚ひき肉100g程度に下味をつけます。
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
香味野菜を加えます。
- 白ネギの白い部分 1/3本
- ショウガ 1片(大さじ1)
- ニンニク 1片(小さじ1)
- 鷹の爪(輪切り)小さじ1/2
20分ほど寝かします。
下味をつけた豚ひき肉を炒めます。
ひき肉の場合は、取り出さずにすぐにナスの千切りを加えて、さっと炒めます。ナスがしんなりしたら、出来上がりです。
香味炒めはご飯がすすみますよ。できあがりです。味付けがけっこう濃いのでしばらく冷蔵庫でももちます。
ナスの冷凍方法
ナスは生のままでも冷凍可能です。夏野菜は冷凍に向いてないといわれていますが、まったく問題なく冷凍してもおいしくいただくことができます。
ただ注意しなければいけない点がいくつかあります。
ナスは切るとすぐに色が変わってしまう野菜なので、切ったらすぐにアク抜きのために水に浸します。最低10分。
キッチンペーパーで水気を切って、すぐにジップロックに入れます。なるべく空気が入らないようにします。そして冷凍庫で保存します。
使うときですが、解凍せずに、凍った状態で煮物にしたり、炒めたりしてください。
しかしいちばんよい冷凍方法は、ナスの下ごしらえをして、冷凍することです。たとえば、ゆでたり、焼いたり、揚げたりした状態で、ジップロックに保存して、冷凍します。その後の調理も楽にできます。
乱切りしたナスの料理のレシピ
過去の記事をご参考にしてください。
さいごに
週末にナスのストック料理をいくつか作りました。ナスの切り方に変化をもたせるだけで、こんなにもいろんな種類の料理ができます。ベースはおばあちゃんのレシピノートの調味料や、他の野菜の代わりにナスをつかっただけのことで、新しいことは何もしていません。
ストック料理という観点で、料理を見直すと発見がたくさんあります。ほんとうにたのしいです。
我が家の冷蔵庫はいっぱいいっぱいですが、誰かのお役に立つことができればほんとうにこの上なくうれしいことです。
今週末はナスの作り置きでお決まりですか?(笑)
おまけ:りんの独り言
ジャムに夢中のりんです。何かはまるとまわりが見えない性格です。ストックレシピにはまっているので、冷蔵庫と冷凍庫は山盛りで、1週間まったく料理をしなくても生きていける自信があります(笑)
で、またおもしろいものを見つけてしまったのです。前から興味はあったのです。でもこれ以上あたらしいことをすると、たいへんかなとどこかでストップをかけていました。
しかしこの記事をみて、やらないわけにはいかないでしょう。
決めました!やります!つくります!
たのしみがまた増えました。でもヨーグルトは苦手なのです(涙)
see ya !