失業対策の助成金詐欺で起訴 元社長を脱税容疑で再逮捕

失業対策の助成金詐欺で起訴 元社長を脱税容疑で再逮捕
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国の失業対策の助成金をだまし取ったとして起訴された太陽光発電システム販売会社の元社長が、架空の業務委託手数料を計上するなどの手口で法人税1億2000万円余りを脱税したとして、東京地検特捜部に再逮捕されました。
再逮捕されたのは、東京・港区にある「日本スマートハウジング」の元社長、前山亜杜武容疑者(52)です。
東京地検特捜部の調べによりますと、前山元社長は、会社を実質的に経営していた平成25年2月期までの3年間に、架空の業務委託手数料を計上するなどの手口で4億円余りの所得を隠し、およそ1億2100万円を脱税したとして法人税法違反の疑いがもたれています。
また特捜部は、業務委託先としてうその契約書を作り脱税をほう助したとして、東京の人材育成会社の社長唐澤誠章容疑者(42)も再逮捕しました。
特捜部は2人の認否を明らかにしていません。
2人は、会社の売り上げが減って教育訓練を行ったように装い、失業対策の国の助成金およそ4700万円をだまし取った罪で17日起訴されています。