頭痛が起きた時は、頭痛薬を購入される方は多いでしょう。しかし、薬を購入しなくても頭痛を抑える方法はいくつかあります。今日はその方法を紹介しましょう。
筋肉を柔らかくして緊張型頭痛を改善
頭痛にはいくつか種類がありますが、肩こりや首こりがひどくなって起きる「緊張型頭痛」になる場合があります。そのような時は、ストレッチや入浴などを行って肩こりや首コリを改善して頭痛を抑える事が出来ます。
腕ふり体操
デスクワークをしている方に多いのですが、長時間にわたって肩などの筋肉を動かさないと固くなってしまい頭痛になる時があります。そのような時に効果的なのが肩の筋肉を動かして、柔らかくして頭痛を抑える事が出来ます。
その方法ですが頭痛になっているので、頭や首を動かさずに両腕を腰と一緒に左へ半回転させて、次に右へ半回転させます。この動作を10回程度まで行っていけば、頭痛は少しずつ改善させる事が出来ます。注意点としては体操する事によって頭痛がひどくなる時は、行わないようにしましょう。
頭をじかに動かすストレッチ
慢性頭痛のように、軽度の場合は首を直に動かすストレッチが有効です。その方法はアゴの下に両手の親指を当てて、首を上に上げるように押し込みます。次に、両手で後頭部を抑えて、頭を下に下げるように押し込むのです。この動作を10回程度行えば、頭痛を抑えられるようになります。
入浴で筋肉を暖める方法
肩や首の筋肉を柔らかくする簡単な方法は、お風呂に入浴する事です。この時は半身浴ではなくて、首の所までお湯につかるようにして下さい。
入浴して肩などの筋肉が柔らかくなれば、頭痛も抑えられるようになります。注意して欲しいのは、入浴して頭痛がひどくなった場合は、頭痛の原因が筋肉が固くなった訳ではありません。そのような時は、入浴する事を控えるか風呂の温度を下げたほうが良いでしょう。
脳の血管を縮小して片頭痛を改善
頭痛は、脳の血管が拡張して神経に触れて起きる「片頭痛」の場合があります。このような時は、脳の血管を縮小して頭痛を抑える事が重要です。
エアコンの温度を下げ過ぎない
夏場などは、エアコンの温度を下げる方は多いのですが、気温の低い部屋から出た時の温度差によって頭痛が起きてしまう場合があります。そのような事にならないように、エアコンの温度を下げ過ぎないように気を付けて下さい。
風呂の温度に注意
冬場などは、風呂の温度を高くしたいでしょう。しかし風呂の温度を上げ過ぎると、肩や首まで熱いお湯につかってしまい、その影響で脳の血管まで拡張されてしまいます。その為、冬場にお風呂に入って頭痛が起きる方は、お湯の温度を検証したほうが良いでしょう。
頭や首を冷やす
素早く脳の血管を縮小する方法として、袋に氷水を入れて、頭や首に当てて冷やす方法があります。頭や首を冷やせば、血管が縮小されるので、頭痛を抑える事が出来るのです。ただし、頭や首を冷やしても全く頭痛が収まらない場合は、脳の血管が拡張して頭痛になった可能性が低いので、注意して下さい。
生活習慣の変化で群発頭痛を改善
頭痛のなかで、最も強烈な痛みを伴うのが群発頭痛と言われています。この頭痛は、片目のまわりと目の奥がえぐられるような痛みを感じてしまいます。この頭痛を治すには日頃の生活習慣を変えるのが有効です。
禁煙で改善
愛煙家の方が禁煙するのは大変な事ですが、それでも群発頭痛に苦しむようであれば、禁煙したほうが良いでしょう。煙草の煙には、約4000種類の化学物質が含まれており、その中でも200種類以上は、有害物質です。その有害物質のなかでも有名なのが「ニコチン」ですが、このニコチンはゴキブリの殺虫剤にも使われているほどです。
このニコチンが体内に入ってしまうと脳の血管を縮小しますが、その反動が後で起きて、脳の血管が拡張してしまいます。その結果、群発頭痛を引き起こしてしまうのです。
禁酒で改善
お酒を飲んで群発頭痛になっている方は数多くいます。実は、お酒に含まれているアルコールは、血管を拡張させてしまうのです。そのため、禁酒を行えば群発頭痛を改善させる事が出来ます。どうしても禁酒は出来ないという方は、アルコールの度数が高いくないお酒を選んだり、飲む回数を少なくしたりしましょう。
質の高い睡眠で改善
群発頭痛は、目の奥の血管が異常を発生してしまい炎症を起こして起きる場合があります。このような炎症が起きる原因として、体内時計が狂った時に現れる場合があるのです。夜中遅くまで起きてたり、昼寝をしてしまい体内時計が狂ったりする方は、出来るだけ0時前には寝るようにして、昼寝は出来るだけ抑えたほうが良いでしょう。
頭痛の治し方のまとめ
頭痛が起きた時は、バファリンやロキソニンなどの頭痛薬を服用される方が多いでしょう。もちろん頭痛薬を服用する事は悪い事ではありませんが、副作用がある上に、頭痛を一時的に緩和するだけなのです。
頭痛を抑えるには、頭痛にならないようにする事が重要です。肩周辺の筋肉を柔らかくしたり、生活習慣を改善しなければ、頭痛薬を飲んでも再び頭痛になる事は間違いありません。頭痛になりやすい方は、頭痛になる原因を取り除く努力をしましょう。