黒田投手が会見 引退理由「リーグ優勝が1つの要因」
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プロ野球、広島の黒田博樹投手が、日本シリーズを最後に現役を引退することを表明し、記者会見で引退の理由について「リーグ優勝して日本シリーズに進出できたことが大きい」と述べたうえで、日本シリーズでの登板に向けて「最後はけがをおそれず、めいっぱい投げたい」と意気込みを述べました。
黒田投手の引退の記者会見は、18日午後7時から広島市内のホテルで行われました。黒田投手は、会見に先立って行われた練習の前にチームメートなどに引退することを伝えたうえで、スーツ姿に着替えて会見場に姿を見せました。
会見で黒田投手は、引退の理由について「日本シリーズの登板もあるので、すべてを伝えるのは難しいが、ひとつはリーグ優勝して日本シリーズに進出ができたことが大きい。最高のシーズンを送れたので全く悔いはない」と述べました。そして、引退の時期については「リーグ優勝が決まって先月から本格的に考え出し、自分で決めたが、選手の中では新井貴浩選手にだけは伝えていた」と説明しました。
そして、日本シリーズの前のこの時期に引退を表明したことについては、「シーズンがすべて終わってから、みんなに伝えようと思ったが、日本シリーズ進出も決まり、もしかしたら次の登板が最後かもしれないのでチームメートと、今まで応援してくれた人に自分の気持ちを伝えないといけないと思った」と話し、チームやファンに自身の最後の登板を知らせたかったという思いを明らかにしました。
日本シリーズに向けては、「今までも最後のつもりでマウンドに上がってきたので、それは変わらない。けがをおそれず、目いっぱい投げていきたい。広島に帰ってきて、たくさんの応援をいただいたので、日本一という形で恩返しできるよう、選手一丸となって戦いたい」と意気込みを語りました。
会見で黒田投手は、引退の理由について「日本シリーズの登板もあるので、すべてを伝えるのは難しいが、ひとつはリーグ優勝して日本シリーズに進出ができたことが大きい。最高のシーズンを送れたので全く悔いはない」と述べました。そして、引退の時期については「リーグ優勝が決まって先月から本格的に考え出し、自分で決めたが、選手の中では新井貴浩選手にだけは伝えていた」と説明しました。
そして、日本シリーズの前のこの時期に引退を表明したことについては、「シーズンがすべて終わってから、みんなに伝えようと思ったが、日本シリーズ進出も決まり、もしかしたら次の登板が最後かもしれないのでチームメートと、今まで応援してくれた人に自分の気持ちを伝えないといけないと思った」と話し、チームやファンに自身の最後の登板を知らせたかったという思いを明らかにしました。
日本シリーズに向けては、「今までも最後のつもりでマウンドに上がってきたので、それは変わらない。けがをおそれず、目いっぱい投げていきたい。広島に帰ってきて、たくさんの応援をいただいたので、日本一という形で恩返しできるよう、選手一丸となって戦いたい」と意気込みを語りました。
緒方監督「喜んで終われるように」
黒田投手が今シーズンかぎりで現役を引退することについて、チームを率いる緒方監督は、「黒田が広島に帰ってきてくれて、ことしはリーグ優勝を達成することができた。若い選手へのアドバイスや練習への姿勢といった、たくさんのいい教えがあった。また、マウンドに上がったら、最後まで投げたいという思いが伝わってきていた。チーム全員で最後、喜んで終われるように、それを目指してやっていく」と話していました。
新井「1日1日を大事にしたい」
黒田投手と同じ2年前、チームに復帰し、投打の中心にとして引っ張ってきた新井貴浩選手は、「引退するという話は、これまでにしていた。黒田さんとユニフォームを着てプレーできるのは、あと何日かしかない。日本シリーズもそうだが、1日1日を大事にしたい。黒田さんは最後勝って、自分のキャリアを終えたいと言っていたので、花道を飾りたい。ファンも引退すると知って見るのと、知らないのとでは、目の焼き付け方が違うと思う」と話していました。
また、チームメートの野村祐輔投手は、黒田投手から教わったインコースを突く配球で今シーズン、最多勝のタイトルを獲得できたとして、「すごく残念です。2年間、たくさん教えてもらったし、もう少しいろんなことを学びたかった。ここまで成長できたのは黒田さんのおかげです。最後はチームが日本一になって黒田さんを胴上げしたい」と話していました。
また、チームメートの野村祐輔投手は、黒田投手から教わったインコースを突く配球で今シーズン、最多勝のタイトルを獲得できたとして、「すごく残念です。2年間、たくさん教えてもらったし、もう少しいろんなことを学びたかった。ここまで成長できたのは黒田さんのおかげです。最後はチームが日本一になって黒田さんを胴上げしたい」と話していました。