「ヘリコプター」という単語の中に区切りを入れるとしたらどこに入れるだろう。「ヘリ」と略すことも多いため、ほとんどの人が「ヘリ・コプター」と区切ってしまうのではないだろうか。しかし、実は「ヘリコ・プター」が正解。そんな意外な「単語の区切り」がネット上で話題になっているようだ。

そんなのアリ!? 意外な区切りの単語たち
「ヘリコプター」はギリシア語で「らせん」を意味する「helic」または「helix」と、「翼」を意味する「opter」または「pteron」を組み合わせた語。したがって、区切りを入れるとしたら「ヘリコ・プター」が正しい場所ということになる。
同じように衝撃を与えているのが、アフリカ大陸最高峰の山「キリマンジャロ」の区切り方だ。こちらは、スワヒリ語で「山」を意味する「kilima」と「輝く」という意味の「njaro」の組み合わせのため、「キリマ・ンジャロ」という区切りになる。特にこの「キリマ・ンジャロ」には「“ん”から始まるのか!」「そんな区切りアリなんか……」と驚きを隠せない人が多いようだ。
さらに日本語でも、「登竜門」は「竜門」という中国黄河の急流が由来のため、「登・竜門」と区切るのが正解。耳の中にある「三半規管」は、3つの「半規管」の総称なので「三・半規管」が正しい区切り方になる。
また、人名で意外と間違いやすいのが「清少納言」。こちらは「清原」という姓と「少納言」という官職名からとったペンネームなので、「清・少納言」が正しい区切りだ。さらに、日本では「アウン・サン・スーチー」として知られるミャンマーの民主化運動指導者だが、ミャンマーには姓名の区別がないため、「アウンサンスーチー」と区切らないのが正しい読み方となる。ちなみにネット上では女優の「仲里依紗」の区切りも難しいと話題に。もちろん彼女の名前は、「仲・里依紗」が正しい区切り方だ。
ほかにも意外な区切りの単語はたくさん存在する。普段何気なく使っている言葉ばかりだが、あなたはいくつ「本当の区切り方」を知っているだろうか。
【意外な区切りの単語たち】
「カメハメハ」⇒「カ・メハメハ」
「クアラルンプール」⇒「クアラ・ルンプール」
「ウラジオストク」⇒「ウラジ・オストク」
「プエルトリコ」⇒「プエルト・リコ」
「綺羅星のごとく」⇒「綺羅・星のごとく」
「ニュートリノ」⇒「ニュート・リノ」
「ツタンカーメン」⇒「トゥト・アンク・アメン」
「トリケラトプス」⇒「トリ・ケラト・プス」
「トリコロール」⇒「トリ・コロール」
「プリマドンナ」⇒「プリマ・ドンナ」
「ニュージーランド」⇒「ニュー・ジーランド」
「マクドナルド」⇒「マク・ドナルド」
「アカペラ」⇒「ア・カペラ」