韓国では今年上半期、売上高1兆ウォン(約920億円)以上の上場企業の半数が従業員数を削減したことが分かった。財閥ドットコムが売上高1兆ウォン以上の上場企業109社を分析した結果、従業員数が前年同期に比べ5284人減少したことが分かった。従業員を削減した企業は109社中54社に上った。
削減幅が大きかったのは、サムスン電子、斗山インフラコア、サムスン重工業、サムスン電機、サムスン物産、サムスンエンジニアリング、大宇造船海洋などだった。
特にサムスングループ各社の削減が目立った。サムスン電子は今年上半期の報告書に記載された従業員数が9万5420人で、前年同期に比べ3579人減少した。財務状況の悪化でリストラを実施している斗山インフラコアは2515人で、前年同期(5272人)の半分以下となった。大宇造船海洋は1万2699人で、969人の減少だった。