１７日未明、愛知県春日井市で、消防署の車庫から救急車が無くなり、その後、救急車は１キロあまり離れた場所で見つかりました。
警察は何者かが盗んだもののと見て捜査しています。
１７日午前１時ごろ、春日井市消防署東出張所の車庫から救急車がなくなっていることに署員が気づき、警察に通報しました。
約２０分後、救急車は取り付けてあったＧＰＳ端末で位置が特定され、車庫から北西に１キロあまり離れた場所で、鍵が刺さった状態で発見されました。
消防と警察が確認したところ車内に荒らされたあとはなく、盗まれた物はなかったということです。
車庫に取り付けられた防犯カメラには、１６日夜１１時半すぎに、救急車に乗り込む不審な男と無灯火で動き出す車の様子が映っていたということで、警察が窃盗事件として捜査しています。
この消防署では頻繁に出動要請があるため、ほとんどの時間は鍵を刺したままだったということです。
春日井市消防署東出張所の小川勝巳所長は「何を目的に盗んだのか分からないが、管理態勢の不十分さが招いた結果である。今後は２４時間施錠することを徹底するとともに、巡視の強化で再発防止に努めていきたい」と話しています。