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介護報酬60万円だまし取る 愛知県警、元組員ら4容疑者逮捕

 愛知県尾張旭市でデイサービス施設を実質経営する元暴力団組員の60代の男らが、介護報酬を不正請求してだまし取った疑いが強まり、県警は17日、元組員の男ら4人を詐欺の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。県警は、元組員の男自らが介護の必要な状態だと偽り、自身の施設で介護サービスを受けたことにする手口で架空請求を繰り返していたとみて調べる。

 捜査関係者によると、4人は共謀して今年2〜4月ごろ、元組員の男が介護サービスが必要でないにもかかわらず、重い要介護者であると偽った上で、デイサービス施設で介護を受けたとする架空の書類を作成し、尾張旭市から約60万円の介護報酬をだまし取った疑いが持たれている。

 元組員の男以外の3人は、デイサービス施設の管理者、別の介護関連会社の経営者ら。元組員の男から指示を受け、請求に必要な書類の偽造などを担った疑いがあるとみられる。

 県警は14日午前、尾張旭市のデイサービス施設などを家宅捜索した。施設の介護事業などに関する資料を押収し、不正請求の実態解明を進める。「不正な請求が行われている」との情報が寄せられ、捜査していた。

(中日新聞)

介護報酬の不正請求が行われていた疑いのあるデイサービス施設へ家宅捜索に入る捜査員ら=17日午前、愛知県尾張旭市で

介護報酬の不正請求が行われていた疑いのあるデイサービス施設へ家宅捜索に入る捜査員ら=17日午前、愛知県尾張旭市で

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