愛知県は、かつて岡崎市で研究にあたり、ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった大隅良典さんに愛知県学術顕彰を贈ることを決めました。
愛知県の学術顕彰は学術の振興に貢献し、県の名声を高めた人に贈られるもので、大村知事は１７日の記者会見で、ノーベル医学・
生理学賞の受賞が決まった大隅良典さんに贈ることを決めたと発表しました。
大村知事は、大隅さんが平成８年から１３年間にわたって愛知県岡崎市の基礎生物学研究所で研究にあたっていたことを踏まえ、「大隅さんは愛知県で研究活動の基盤を形成され、顕彰にふさわしい方だ。県民と一緒にノーベル賞受賞の喜びを分かち合いたい」と述べました。
愛知県の学術顕彰はこれまでに、おととし、ノーベル物理学賞を受賞した名城大学終身教授の赤崎勇さんや名古屋大学教授の天野浩さんなど、県にゆかりのあるノーベル賞受賞者など７人に贈られています。