ロシア国防省は17日、激しい空爆を続けてきたシリア北部アレッポで、攻撃を一時停止すると発表した。「人道的停止」だとして、市民の避難のほか、過激派組織の戦闘員にも退去を呼びかけている。欧米の批判に対抗する狙いがあるとみられるが、短時間の停止後に攻撃を再開する見通しで、効果については不透明だ。
攻撃停止は20日午前8時~午後4時の8時間。ロシア空軍のほかアサド政権軍も攻撃を停止する。複数の避難路から、問題なく退去できるとしている。
反政府勢力が掌握するアレッポ東部はアサド政権軍が包囲し、約30万人が取り残されている。激しい空爆で病院や学校などが破壊され、水などの人道支援物資も届かない状況だ。
短い停止時間に疑問の声がある…
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朝日新聞国際報道部