10月16日 19時04分
愛知県犬山市の「日本モンキーセンター」が設立されて、17日で60年となるのを前に学芸員や飼育員による報告会が開かれました。
「日本モンキーセンター」は世界有数の64種類、920匹の霊長類を展示・飼育する動物園で、昭和31年に設立されてから17日で60年となります。
16日は学芸員や飼育員による報告会が開かれ、おととし、京都大学霊長類研究所が運営に大きく関わるようになった後、行われている活動を紹介しました。
このうち、田中ちぐさ飼育員は、飼育を担当しているサルの仲間が野生ではどういった生活をしているのか確認するため、今年2月、10日間にわたってアフリカのタンザニアを訪れたことを報告しました。
そして、木の上で生活する様子を見た経験を踏まえ、飼育コーナーでも樹木と丸太を組み合わせるなど野生の環境に近い状態を作り出せないか検討していると述べました。
訪れた50代の女性は「さまざまな工夫がされた飼育方法は見る側にとって面白く今後の展示に期待しています」と話していました。
日本モンキーセンターでは、17日午後1時から記念式典と動物の慰霊祭が行われます。
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